RPGツクールフェスのコンテストも終わって、我がデカンの風に吹かれては特に箸にも棒にも掛からなかったけれどせっかく長い時間をかけてツクったので、このあとみんなの作品のほうに置いておくつもりでちょっと用意します。
デカンの風に吹かれて、では、一回普通にプレイしただけでは全部のメッセージを見ることはないし、注意深くプレイしても見ないであろうところにもネタを入れていて、なぜ誰も見ないことを想定してツクるのかといえば、自分にとってはその方が効率が良かったからという理由。
主人公たちがその時得ている情報によって会話の内容が変わりそうなとき、どんなパターンでも通用する内容の会話のやり取りとかができれば、イベントを分岐させないで済むんだけど、なかなかそういうのが思いつかないし当たり障りのないものになりがちだしで、そこで考え込むよりもさっさとイベントを分岐させて何パターンも作った方が早いだろうというのがツクりながら出した結論でした。
そうしてできた会話の分岐は、プレイヤーはだいたい一つしか見ないだろうから残りは無駄になるという前提で、あとそれに当てはまらない必要なく増やした要素は製作上の問題点ということで。
ここからネタバレ気味に、プレイした人にはわかるように、こんな誰も見なさそうなメッセージがあったんですよと、作者として覚えてるものを書いてみる。
まず全般的な話として、自販機とか町の人の一部とかお店画面以外で買い物ができる場面は、必ず買う買わないのほかに当然お金が足りないときのやり取りがあります。だいたいお金足りないときは主人公がうっかりしていたパターンだったと思う。ケイブツアーは、お金が足りなくても参加することができる。
森の中には、川の前にセーブポイントの男がいるけど、これに話しかけず洞窟の中でセーブポイントを調べると、ガイドによるセーブポイントの解説が入る。また、そのセーブポイントの会話の最中にセーブして中断すると、会話の内容があいまいだったことになる。
ケイブツアーは、緊急判断によって途中でも終了できるが、ケイブツアーの進行具合によって脱出後のメッセージが7パターン存在する。これは確実に無駄な仕様。
1 洞窟に入った直後、何年前の会話の前に脱出
2 何年前の会話の後で脱出
3 狭い場所でゲジに注意の会話の後で脱出
4 土器探しの後、ガンガーについての会話後脱出
5 超常現象発生後に脱出
6 ホールと地底湖の分岐点に到着後脱出
7 地底湖の近くまで行って脱出
分かれ道になっているところで、左右どちらかの会話が発生してから逆方向に行くと別の会話がそれぞれ発生。入口の方に戻ると残念扱い。
土器探しが終わって、パーティが合流した後その場でAボタンを押すと、また土器を探し出す。
超常現象が発生した後、触れずに先に進むと発生する会話あり。
ツアーに最後まで参加するとガイドは一旦姿を消すが、次の町に入るとまた洞窟の前に現れて会話だけできる。
塔の前の案内所の人との会話は、鉄骨を調べるタイミングによって変化がある。
番人の試練開始後の、塔の変化についての感想は、パンフレットを持っているかどうかで分岐。
番人の戦いは、ストレート勝ち、一回負けてから勝つ、二回負けのパターンで進行する。
モヒカンを見たがっている人に話しかけたときの分岐は、モヒカンを持っている、モヒカンを一度手に入れて売った、モヒカンを一度も入手していないの3パターン。
ウシリンガル入手後、最初の町のおじいさんとの会話が変化。
ウシは持っている情報によっては、進行で会話パターンが分岐。
集会所の情報持ちは、何も知らない、カフェに入った、森の集会所に行ったで分岐。
日かげの情報持ちは、何も知らないか、最終許可をもらったかで分岐。
モンキーマンの情報持ちは、何回目撃したかで分岐。
カフェの前のウシは、カフェに入ったかどうかで分岐。
カフェ店内で、左のテーブルのツクラーの間にいるウシは、ツクラーのうち誰か一人でも会話した時と、どのツクラーとも会話してないときで少し変化。
館長室のイベントを進めるには、大魔王とはを読んでさえいればいいけど、浮遊大地とはを読んだかどうかで会話に違いがある。
力のプールとはを初めて読んだとき、忍者と会話しているかどうかで反応に差が出る。
最後ヒロインに渡せるアイテムは4種類。ウロコ、写真、人形のうち所持しているのが一種類以下の場合のみ参加賞を選べる。
長くなっちゃった。作者じゃなきゃわからなさそうな分岐はこんな感じ? 作者すら忘れたものもあるかな、ないと思うけど。
若干の表記ぶれを修正して、またアップロードする予定。
追記。
牢屋の中の人と警官とどちらに先に話しかけるかで変化。
牢屋の裏にいるウシは、牢屋内の男に話しかけたかで分岐。
塔の最上階での付き人との会話は、案内所で会話したかどうかで分岐。