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RPGツクールフェス デカンの風に吹かれて ツクりました 好評につき公開終了

ゲーム バットマンフォーエヴァー ゲームを楽しくする簡単な要素とは

スーパーファミコンのゲームの話。

タイトルのゲームは同名の映画をゲーム化したもので、アクレイムジャパンより発売。

かのAVGNによる評価はクソの中のクソ。

 

ゲームのシステムは、画面に現れる敵を倒すことで先に進めるベルトスクロール的要素と、ジャンプで足場を渡ったりするプラットフォーマー的要素が合わさったもの。

そして敵のチンピラとかとの戦いは、格闘ゲームよろしくパンチキック投げなどを駆使し、さらにバットマンならではの様々なガジェットを、一度に2種類までしかステージに持ち込めないが格闘ゲームのコマンド入力みたいな感じで使用することができる。

グラフィックは実写取り込みでかなりきれいで、キャラクターもヌルヌル動く。当時のアクレイムジャパンということなので、一言で言うとモータルコンバットみたいな見た目ということになる。

ゲーム自体はそんな感じで、同じスーパーファミコンでやはり映画原作のバットマンリターンズがただのベルトスクロールだったのに比べるとゲーム内容も凝ったところがあって、別にクソというほどでもない。

ただアクレイムジャパンの仕事っぷりはあまり評価できない。

日本版ではあっても日本語版ではなくゲーム中のメッセージは全部英語のまま。ストーリー部分もゲーム中のヒントアイテムも全部英文。日本語になってるのはソフトに貼ってあるラベルとパッケージ、説明書だけだ。

しかし一番ひどいのは説明書で、前述したようにバットマンのガジェットの使い方は、右を向いてるとき、下、右、B、みたいな感じでまさに格ゲーのコマンド入力。なのに説明書に載ってるコマンドが間違いだらけで全然技が出せない。でたらめなのもあれば、他と入れ替わってるのもあったりと解読作業が必要。この説明書に関しては不良品レベルと言っていい。結局ホログラフィックデコイだけは一度も使えなかったし。あと床をすり抜けて下に降りるという基本動作が説明書に書いてなかったから1面の序盤で詰みそうになったぞ。

 

このゲームで、わかったことが一つある。

このゲームは映画と同じくバットマンの相棒ロビンが登場して、二人同時プレイができるようになってる。もともと対戦だったり多人数を前提としたゲームはともかく、こういった一人でできるものに多人数要素が追加されるとそれだけで面白さが増すということ。いろいろ欠点はあっても二人同時アクションって面白いんだよ。このゲームじゃなくてファミコンくにおくんのときにわかってたわ。

だからスーパーマリオWiiが出たときも、マリオで同時プレイなんかやったら面白いに決まってると思った。

惜しいのは今となっては、肝心の多人数が用意できなくなってしまったということなんだよなあ。ネットで多人数ってのはまた別物だからね。