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RPGツクールフェス デカンの風に吹かれて ツクりました 好評につき公開終了

トランスフォーマーリベンジ あれこれ

せっかくなんで五週連続トランスフォーマーやればいいのに。

リベンジ初めて見たときは、すごい戦いばっかりだったなーと思ったんだけど、三作目見て以降に振り返ると、このころはまだ平和だったなと思わざるを得ない。

 

前作のときは、自動車メーカーの協力を得るのも大変だったみたいだけど、その一作目自体のヒットによってトランスフォーマーの地位も上がって、多方面の協力を得ることができたようで、中盤ペトラ遺跡のシーンはヨルダン王室がトランスフォーマーのファンだということで許可されたとか。

それで、本物の爆発大好きなマイケルベイ監督でもCGじゃなきゃ破壊できないものもあると前置きしておくけど、ペトラ遺跡をボーン!って穴開けて、ついでに協力してくれたヨルダン軍のヘリもドーン!

エジプトでは、当時の考古省のザヒハワス氏がトランスフォーマーの大ファンだということで、なんと大ピラミッドに登っての撮影が実現。そしてピラミッドをバーン!

マイケルベイが撮影に協力してくれた物や建物を映画の中で破壊するのは、きっと本人なりのお礼なんだろう。そう思うことにしてる。むしろそうであってほしい。

 

 

 

トランスフォーマーリベンジでは合体が一つのテーマなのだけど、よく見てみるとロボットとロボットが合体してパワーアップして戦うみたいな、普通にロボ物の合体で想像するところとは微妙に違ったものばかりなのに気付く。

 

ツインズの二人で一台のアイスクリームバンは、全くパワーアップの要素がないどころか足を引っ張りあってただけ。その後一人一台の車になる方がやっぱりよかった展開になるのでなおさら。

 

上海の戦いで目立ったバイク型のアーシーたちにも合体形態があると言われていたのだけど、映画はもちろんトイでも結局合体ギミックは紹介されなかったと思う。

この辺のトイは、ロボットの形が奇妙なので説明書を見ないと最終的にどの形で変形完了なのかわからないという状態だった。

 

本作合体の目玉デバステーター。

シュプリームコンバイナーという大型トイが発表されたとき、合体してロボットを構成する車両がそれぞれ単体ではロボットに変形しないということで、なんだよ手抜きかよってなったんだけど、映画を見たらデバステーターに合体する建設車両たちがロボットに変形する描写が無かったので原作再現だと納得できた。

G1デバステーターは、六体のトランスフォーマーが合体するものだったけど、この映画のデバステーターは一体の巨大なトランスフォーマーが何台かの(数は不明)車両に分割して変形しているという解釈が妥当だと思う。

ちなみにデバステーターの大型トイは、巨体からくる存在感と、振動に反応して声を出すギミック、音と光で必殺技ボルテックスグラインダーの再現となかなか最高でした。

 

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威容を誇るデバステーター この後フェレットに悲劇が

 

 

 

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あわれ吸い込まれてしまった






クライマックスで大活躍のオプティマス。ジェットパワーオプティマスと呼ばれる形態だけど、合体というか死んだジェットファイアのパーツを使った一時的な武装強化形態に過ぎず、戦いが終わり次第パーツも脱ぎ捨てるように外してた。

 

あとはオールスパークのかけらを強奪した、小さいボール状のやつらが合体するリードマンがいるのだけど、こいつを合体戦士と呼ぶ風潮も特にないと思うのでよしとする。

 

というわけで、どこかしら王道パターンを外したような合体ばかりだったのだけど、トランスフォーマー界隈には以前から出所不明の話があって、欧米のキリスト教圏では個々の意識を統合するような合体はタブー視されていて大々的に展開することはないという噂があったのね。

合体ギミック自体はずっと存在していたのだけど、なぜかこんな話がされていた。

結局この映画のときも合体が全部こんな感じだったからこの噂は生きてたんだけど、じゃあ現在のトランスフォーマーを見てみると、これが合体しまくってます。合体祭。

タガが外れたかのように合体しまくってて、過去に合体キャラじゃなかったものも合体ギミックを持たされてリメイクされたりして、タブーとか言ってたやつ誰だよ状態。

要は設計とか価格とかの折り合いの問題だったんじゃないかと。そういうのが技術的な面とかでクリアできたところで満を持して合体推しで展開したんじゃないかと。おそらくそれだけのことでしょう。

 

トランスフォーマーの映画は五作目までアメリカの独立記念日のホリデー向けの六月末に公開されていて、でも日本の配給会社は大作映画となると思考停止で夏公開にしてしまうので、日本だけ世界から一か月遅れの公開になる。

ところがこのリベンジだけは、妙なやる気を見せて世界最速公開を目指した日本。直前でイギリスが日本より早い封切りを設定してきたんだけど、日本はここでイギリス公開より先にレイトショーを行うことで世界最速を維持。

そして映画は世界中で大ヒット、でも日本だけはエヴァンゲリオンが一位。そのせいとは限らないけど、三作目以降はまた夏公開で日本だけ一か月遅れ。

 

リベンジ放送後に映画バンブルビーの映像が流れたけど、来年春公開になってましたよ?

今年の冬の映画だって聞いてたのに。俺は死んだ。遅いでしょ。どうなってんだか。