3DSのわりと早い時期に登場した、クラシックと呼べるゲームを立体視に対応させたシリーズが3Dクラシックス。
このジャンルは後々セガが最も活躍することになるんだけど、時期的に3Dクラシックスは3D表現によってこんなものができますよ、みたいなデモ的な意味もありそうだった。
いくつか例。
パルテナの鏡は背景とキャラクターが分離することでプレイしやすさが向上するといういい例になってると思う。アクションゲームの場合乗れる場所と背景との区別がはっきりする。
エキサイトバイクは、本体の3Dボリュームを上げていくとグイーッと背景の観客席の向こうまで見えるようになって2Dのときとは違った景色で遊ぶことができる。なかなかの奥行き感。
ゼビウスも、自機のソルバルウが地面を離れて高いところを飛んでるように見える。
この3Dクラシックスの共通の仕様として、ソフトのオプションで3Dの度合いを変更できるようになってる。まず本体の3Dボリュームを最大にして、それから強弱を選択するのだけど、自分はだいたいいつでも3Dは最大にしてプレイ派だけど、ゼビウスに関しては最大でプレイするとあまりにもプレイ感が変わるのが厄介。
自機と地面とが離れすぎてるので、両方に同時に焦点を合わせることすらできなくなるという具合で、地上敵と空中敵とを同時に相手する難易度が上がってしまっている。
あと地上の敵の弾は、平面の場合はそのまま自機に向かってくるだけなんだけど、3Dになると地上から発射された直後に自機と同じ高さまで急激に高度を上げてから水平に向かってくるようになってる。最初から3Dの空間に作られてるゲームなら弾が徐々に高度を上げてくるんだろうけど、ゼビウスでは地上敵が撃った弾が撃った直後から自機に当たらなければならないから不自然な挙動だけど仕方ない。
それから、もう一つ共通の仕様として、なぜか音がやたらとデカい
もっとたくさん出て欲しかったけどね。結構制作に手間がかかるんだろうか。
3D好きなんで現状3DSの後継機も出なさそうなままなのが遺憾。