TMGP覚書ブログ

RPGツクールフェス デカンの風に吹かれて ツクりました 好評につき公開終了

映画感想覚書 キングコング: 髑髏島の巨神

正月なので怪獣映画。

これは一応モンスターバースというシリーズ関連作なので、2014年のゴジラの続編にあたる作品ということになります。

わかって観ていれば作中にそれを示したシーンがあるのにも気付きます。

1973年が舞台で、新たな島を衛星で発見したモナークという組織が米軍と島に向かいます。

 

 

怪獣映画といえばB級映画で量産されがちだけど、しかしキングコングは流石のスターだから結構お金かかってそう。

大佐は島について早々の部隊壊滅からコングを殺す気満々。

元々ベトナム戦争での不完全燃焼から敵を求めてるところがあって、それと兵たちの敵討ちがごっちゃになっていよいよ頭イカれちゃった感じ。

冷静に考えて、歩いてるだけで人数減っていく髑髏島でコングと戦うのは無謀だけど、兵たちは訓練が行き届いてるのか誰も文句ひとつ言わない。

 

島の住民たちは無欲で親切。

パシフィックリムみたいな壁計画を発動して、その中に引きこもってコングに守られながら生きてる。

この過酷な環境下では流れ着いた船とか人とかから手に入れられるものは手に入れていくしたたかさこそ必要な気もするけど、もしかしたらコングは人間同士が争うのさえ許さないのかもしれない。冒頭のコング登場の場面はそういう意味だったりして。

 

次々と現れる巨大生物や現れない巨大アリだけど、今回のコングの相手は髑髏クローラーという巨大トカゲ(?)。

まだ成長途中のコングにとっては厳しい相手だけど、この髑髏クローラーも足二本しか生えてないしなにかになる途中段階なんじゃないかとも見える。

そんな様子は描かれなかったけど。

コングのほうは人間や島を守る目的があって髑髏クローラーと戦ってるのはわかる。

でも髑髏クローラーのほうは何故執拗にコングに襲い掛かってくるのか。

棲み分けできたら喧嘩にならなかったんじゃない?

どうしても人間が食べたかったのかな。

対決の決まり手は右手使えないハンデからの内臓引っこ抜きでコングの勝利。

 

 

最後意外な展開だったのが、女が水から出てきた後に絶対人工呼吸するぞって思ってたのにしなかったこと。まさかの自力復活。ハリウッド的に人工呼吸だろ。

 

エンドロール後には、今後の大怪獣バトルを示唆するワクワク映像があるので必見です。

 

 

この映画の監督も大変な日本好きらしくて、いろんなオマージュを入れ込んでるらしい。

冒頭で登場する日本兵のグンペイっていう名前は横井軍平から取られているとか。

日本オマージュもいろんな作品で見られるんだけど、肝心の日本人は実際にはハリウッドとかにスタッフでもキャストでも大して食い込めてないのが残念というか悲しいというか。

 

とりあえずこれ見て、ゴジラ キング・オブ・モンスターズも見たいと思った。

現代に舞台を移してゴジラと対決するらしいけど、せっかくのキャストだから過去編のシリーズもあってもいいんじゃないかと思う。