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RPGツクールフェス デカンの風に吹かれて ツクりました 好評につき公開終了

映画感想覚書 シャザム!

シャザム!を見てきました。

これは紛れもなくファミリー映画、そしてヒーロー映画。

ちょっと書いてみる。

 

このシャザムも含めたDC映画のシリーズは、DCエクステンデッドユニバース(DCEU)と呼ばれているんだけど、その後DCフィルムユニバース(DCFU)って言いかたも出てきて、どっちなんだよって思ってます。

 

 

 

 

主人公はビリーバットソン少年。

幼少の頃、迷子になったきり母親と生き別れて、本当の親を探すために脱走を繰り返すため、里親を転々としています。

そんな生い立ちなので、人に寄り付かないところがあったり、里親家族からもすぐに逃げてしまおうとするのが序盤のビリー。

このビリーが魔術師シャザムに選ばれて最強の力を授かりスーパーヒーロー電力会社マンになる。

魔術師は、ビリー以前にもたくさんの人をさらってはお前じゃないってやってたみたい。心が清いって条件を満たすのがそんなに難しかったのか。

一方ビリーのときは、すでに七つの大罪が解き放たれてたりして、状況が切羽詰まってたせいか半ば強引に力を託したようにも見えた。

変身の解き方くらい教えとけって。

 

 

シャザムになったビリーはその後同じグループホームの少年フレディと悪戯放題。

弾丸を跳ね返したのを見て、コスチュームが防弾かもしれないから顔を撃ってみろとは無茶をする。顔が防弾じゃなかったら取り返しがつかないんだけど。

ビリーは、変身前は誰とも仲良くしたくなさそうなのに、変身するとなぜかノリノリの弾けキャラなのがおかしい。

いったい清い心はどこに行ったって感じの活躍が続くんだけど、悪役Dr.シヴァナが現れて状況が一変。

 

 

Dr.シヴァナ、お父さん生きてたんだよかったですねからの皆殺し。

皆殺しシーンなのに血は全然で出ないからファミリーでも安心。

Dr.シヴァナは、魔術師の力を手に入れること自体が目的の人物に見えた。

その力を手段としてどう行使するのかということまで考えてたのかな。

力を手に入れて何かするみたいなことを長台詞で語ってたような気がするけど、遠くだったんでよく聞こえませんでした。

ヒーローがコメディリリーフの場合、悪役もその片棒を担がされるというのからは逃れられないみたい。

 

 

 

ビリーと母親との再会シーンは悲しい。

そもそもなんで迷子になってそのまま生き別れるのかという疑問はあった。

きっとビリー自身でさえそう思うところはあっただろう。

 

ところで、これまでのDCEUあるいはDCFUの映画を振り返ってみると、バットマンvsスーパーマンでは散々ネタにされた互いの母親がどちらもマーサ展開。

今夜はマーサを死なせはしないってところはいい場面なんだけどね。

ワンダーウーマンは出自がアレなんでおいとくとして、アクアマンでも母親との再会シーンがありと、母親絡んでくるんだよね。

フラッシュの映画はフラッシュポイントになるってずっと言われてるんだけど、そうすると、やっぱり母親と再会しちゃうんだよな。ノルマか?

 

 

 

終盤は、まさかくるのかって思った予告等では全く明かされてない展開に、出し惜しみなく突入。

そして当然のハッピーエンドで、ビリーが本当のファミリーを得て、これは本当にファミリー映画だと思いました。

 

ピンチのときもピンチじゃないときも全編に笑いを散りばめた作風で、特に前半のほうがシリアスで後半に向けてノリがよくなってくる感じ。

続編向けのネタも用意されてたので期待。

 

 

このヒーローは、元の名前がキャプテンマーベルなため、ちょっと検索するときとかに結構面倒なことになるね。マーベルってワードのせいで。

 

DC映画もすごく楽しくなってきてるんだけど、もう来年までなんにもないんですか。そうですか。