発売が延期されていたために、ブラックウィドーと発売時期が被ってしまった2度目のマスターピース化となるバンブルです。
まずパッケージから出した状態。
結構すき間がある。
果たしてこの後自分で変形させたときにピッタリなるのだろうか。
バンブルおよびバンブルビーは、トランスフォーマーでも非常に人気の高いキャラです。
近年のように主役級の扱いになったのは、実写映画以降ですね。
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーでは、小柄でフレンドリーな人間の友人ポジション。サイバトロン戦士の中で最も燃費がいい。
マイクロン伝説のバンブルは、3体の小型トランスフォーマー、マイクロンが合体した時の名称。アニメのマイクロンは喋れません。黄色じゃないです。
実写映画トランスフォーマーでのバンブルビーは、戦闘力も高く、主人公の相棒として活躍する主役級の扱いです。
発声装置を破壊されていて、喋ることができない。1作目のラストで直ったけど、やっぱり直ってなかった。
トランスフォーマーアニメイテッドのバンブルビーは、お調子者で向こう見ずな高速戦士。ややトラブルメイカー。
お喋りでじっとしていられないタイプ。
トランスフォーマープライムのバンブルビーは、映画に近い設定で、人間と近く付き合い戦闘力も持ち、発声装置の故障により喋れません。
続編のトランスフォーマーアドベンチャーでは、声を取り戻しチームのリーダーとして活躍します。
キュートランスフォーマーのバンブルビーはツッコミ役。
喋ることしかしないアニメなので、当然喋ります。
トランスフォーマーサイバーバースのバンブルビーは、オプティマスを慕う若き戦士で、発声装置は壊れているらしいんだけど日本語版では口が動かないまま喋るという、声が出ないのとお喋りと両方です。
ということで、フレンドリーキャラで小回りのきく戦士というのがだいたいの共通点です。
そしてお喋りか声が出ないかの両極端な特徴もあります。
そして! MP45バンブル、早速ロボットモード。
ほぼアニメの設定画のままの見た目です。
ちょっと短く見える腕も設定どおりですね。
後ろ。
背中の◎みたいなのは、アニメのバンブルにもあるので、わざわざ専用のパーツで再現してあります。
アニメでは窓やエンブレムは背中には無いです。
横から。
背中と足首は宣材写真とかで見たときに、もう少したためないのか、うまく形作れないのかとは思いました。
背中に折りたたみ箇所はたくさんあるので、なにかほかのたたみ方ができないかと思って試してみたけど、今のところ特に画期的な方法は思いつかないです。
結局本来の変形方法でたたむのが一番よさそう。
いじってて気づいたんだけど、下半身が腰から前方にスポッと抜けます。
足首のほうは、横からの見た目はやはりかっこいいとは言い難いですね。
なんならこの窓とドアが180度逆にできて窓のほうを足裏に持っていって、ドアを踵にできたら足首全体が黄色になってアニメ再現には役立っただろうと思う。
とはいえ、買う前から形状はわかっていたし、このバンブルは絶対的なサイズが小さいので細かい部分はそれほど気にならないです。
それ以上にほぼアニメ通りの見た目を再現できてるのが上回ります。
バンブルは小さいので、その分ガワの処理は大変なんだと思う。
本体が小さいからといって強度確保のためにプラスチックを薄くするわけにもいかないわけで、すると小さい分相対的に各パーツのプラスチックは厚くなってしまうんですね。
人形が来てる服が生地が分厚くてゴワゴワして見えるのと同じようなことです。
すると写真で見たりするとすき間が大きく見えたりするわけです。
でも実際は小さい物体なので問題点があったとしても小さく見えます。
最近のマスターピースらしくよく動かせます。
肩や首はこの大きさながら前方に引き出せます。
半面、これは大きな不満点なんだけど、腰があまり回らない。
最大ひねり。
からの反対への最大ひねり。
変形時には180度回すのだけど、変形終了するとパーツが干渉してひねれなくなる。
こういう部分は重要視しているので、もっと動くように設計してほしかった。
そんなに大袈裟なアクションをしなくてもいいキャラではあるけれどもだよ。
そういう理由で可動範囲を決めてはいないだろうし。
武器の持ち方は癖があります。
マスターピースは基本的に武器の凸を手のひらの凹にかませて握らせる方式だけど、バンブルは手が小さいので、手を握ったときに初めて手のひらに凹部分が出現するので、武器を持たせるのにコツが必要で、初めて持たせるときには変形させるより時間かかった。
タカラトミーの参考画像。
全然説明が足りないと思うんだけど。
四本指のほうに武器のグリップの前方の突起を合わせて、指と一緒に握りこませる感じ。
MP21バンブルと。
当時のマスターピースにはアニメスタイルを再現するっていうコンセプトが無かったのでアレンジされたスタイルになってます。
MP21の発売された当時はいいバンブルだと思ってたけど、MP45を手に取った今ではもう前のバージョンには戻れないです。
なにより良くなったのは、表情がはっきりわかるようになったことです。
MP21にも交換フェイスがついていたんだけど、表情の変化が薄くてギミックを生かせてなかったです。
その点MP45は愛嬌のあるバンブルの特徴が引き出せてると思います。
横から見た胴体の厚みは変わらないけど、正面から見るとMP45がかなりスリムなのがわかります。これでいて、リアタイヤを完全収納しているのがすごいです。
MP21の説明書には勢い余ってバンブルビーと書かれている箇所もあったけど、MP45のほうはちゃんとバンブルまでで我慢して筆をとめてあります。
ビークルモード。
チョロQ型です。
ミラーが無いとちょっと不安感。耳の無い顔みたいな。
でもアニメでもミラーは無かった。
パッケージから出したばかりのときと比べると、大分ガワ合わせできた。
それにしても分割線が物凄く多い。
付属のスパイクと。
やっぱりスパイク小さい!
アニメで人間と並んでこの比率になるトランスフォーマーはコンボイ司令官なんだよね。
バンブルも人間よりは大きいけど、大人の頭はバンブルの腹くらいの高さまでは届きます。
コンボイVer.3付属のスパイクと。
違いはわずかにあります。
足裏に磁石があるかどうかです。
それ以外は同じかな。
相変わらず出来は良くないです。
マスターピースでタカラトミーがいつも推してくる、小さい人間フィギュアをビークルモードに入れる、もとい乗せるという遊びは、正直求めてないです。
いっそロボットと絡められる大きさの、マスターピース スパイクやカーリーを単品で作ってくれたら買うのに。
こういう画像も用意してあるんでちょっと乗せてみる。
ドア開きます。ここからは乗れない。
ドア回ります。
乗せるにはこう。
乗せてみたところ。せっかく乗せたのになんで窓曇ってるのか。
実車も天辺開くんだろうか。
さて、今回の難物。
シールです。
自由に貼っていいらしい。
でも何のシールなのかわからんだろ。
しかたないのでアニメで確認してみた。
左上のハートマーク。
これは、ビークルモード用のオプションパーツにナンバープレートがあって、それに貼ってアイ・ラブ・ニューヨークに変えるためのシールです。
コンボイがバラバラになる回「スチールシティ」で、バンブルがアイ・ラブ・ニューヨークのプレートを付けています。
ハートの右の黒い点のある水色のシール。
これは巨人の住む星にワープしてしまう「チルドレン・プレイ」の回で、モーティが持っていたチョコチップミントアイス状の物体です。
サイバトロンメンバーが隠れているごみ箱に捨てられて、バンブルに付着しました。
左下の茶色のシール。
これは自信ない。
「恐怖のコスミックルスト」での致死性の錆コスミックルストがボディに出た状態かと思ったんだけど、コスミックルストは全身に発生するので、2枚のシールでは足りない。
物質複製機でもあれば錆が増やせるだろうけど。
また、ほかのシールが形状もよく再現しているのに対して、このシールがコスミックルストの発生状態を完全に再現してるとは言い難いです。
なのでちょっとピンと来てないです。
なにかの機会に判明したら追記するかも。
右にある昔の人が描いた銀河みたいな青いシール。
レアキャラのサイバトロン戦士スキッズが、初代アニメ全65話中たった一言のセリフをしゃべる回「サバイバル作戦」で、バンブルの背中に付いていた宇宙植物の種子。
シールの形状は確かにアニメと同じだけど背中の形状がアニメと全然違うために、完全に再現して貼ることはできないはず。ほかのところに貼るのも意味わからないし。
ていうか貼りません。
この答え合わせは今後行われるらしいトランスフォーマー検定の問題より多分難しいんじゃないかな。
どういうチョイスなのか碌な場面が無いんだけど。
MP21と比べてアニメ再現度が格段に高まったため、これ以上ないくらいのバンブルです。
人懐っこくて愛嬌のあるバンブルがよく再現できてると思います。
この感じのミニボットをマスターピースで揃えたいです。