レビュー!
マスターピースのナンバー50を与えられたのは、ビーストウォーズのタイガトロンです。
タイガトロン
www.youtube.comライオコンボイに続き、公式動画で変形解説が行われています。
わかりやすくて助かります。
ただ、動画は相変わらず片道変形なので、虎からロボットになって、また虎に戻るまでが変形だということをタカラトミーには気付いてほしい。
動画が逆再生できないんじゃよ。
メタリックグリーンとホワイトが爽やかな印象のロボットモード。
同じカラーリングのロボットはとりあえず思いつかないです。
タイガトロンは、白い虎をスキャンしたサイバトロン戦士。
書籍ビーストウォーズユニバースによれば、入っていたポッドが地上に墜落した時にメモリが消えてしまい、そのパーソナリティはスキャンした虎の影響を強く受ける。そのためサイバトロンの仲間といるより自然の中に身を置くことを好む自然を愛する性質の持ち主であり、孤高の戦士といった雰囲気もあります。
そしてござる口調。
タイガトロンの発売が発表されたときは正直言って意外だった。
ビーストウォーズ当時玩具のタイガトロンは、チータスの色を変えて模様を虎柄にしただけのものでした。
なので、タイガトロンを作るならチータスのカラーバリエーションとしたいだろうけど、アニメ作中でタイガトロンは明確にチータスより大きいのです。
ちなみに、マスターピースにはキャラクターカードが付属してまして、ビーストウォーズ系のトランスフォーマーは身長体重が記載されておりますので、毎度当てにならないこの設定を参照してみますと、ロボットモードでチータスは身長2.3m、体重1.5t、一方タイガトロンは身長2.3m、体重1.5tということで同じやんけ。話の前提がぶっ壊れるので一旦忘れます。
(忘れた)ということは、作中の身長に合わせてきてるマスターピースでは、チータスを流用して作ることはできないのです。
このように半端に手間がかかるうえ、前述のとおり基地にいつもいないので毎話登場するというわけでもなかったため、おそらく人気という点でもいつも登場するラットルとかワスピータのほうが上だろうなということから、優先度は低いかと思ってました。
マスターピースのタイガトロンは、先に発売されているチータスの設計を再利用して拡大しただけのものだろうと思って舐めてましたが、実際は変形パターンを大きく変えてきていたので驚き。
チータスと並べる。
大きく違うのはビースト頭部の処理。
チータスは作中の平べったくなる頭部を再現するためロボットモードのときはダミー頭部になります。
タイガトロンはビースト頭部そのまま。
作中のCGではタイガトロンもビースト頭部は変形しているのだけど、タイガトロンならこのくらいの立体感でもいいかなと思う。
チータスの場合再現性は上がるのだけど、しまい込んだ頭部に植えてある髭がクセついちゃったりする欠点がある。
チータスの肘膝は二重関節になっていてタイガトロンよりもよく動く。
タイガトロンは腰の部分が少しだけ引き出せる。少しだけなので可動に影響するほどでもない。
なんか指が超長く見える。
武器はタイガーショット。
そしてタイガーキャノン。
真面目ぶってるけど武器に自分の名前つけちゃうタイガトロン。
目はトランスフォーマーでよく採用される集光ギミック。
集光ギミックとは、目がクリアパーツで造形されていて、そのクリアパーツが後頭部あるいは頭頂までつながっているというもので、後頭部のデザインを犠牲にする代わりに後ろから入った光で目が光っているように見せます。
マスターピースではスパイクフィギュアと並んでお馴染みの付属品となった表情パーツがあります。
自然を破壊する敵に対し怒りをむき出しにするタイガトロン。
戦いの後、戦場となり失われた大自然を想い悲しみに暮れるタイガトロン。
戦いで破壊される自然を、信じられないものを見るような驚愕の表情で見るタイガトロン。
自然を守るため敵にハッキングをかますタイガトロン。
これだけあっても笑顔パーツが無い。
タイガトロン、君に笑顔は似合わない(キリッ)って感じかよ。
口の上には髭があります。
謎の惑星(地球)でビーストウォーズに参戦したトランスフォーマーは、大きく2種類に分けられます。
サイバトロン、デストロン両軍の宇宙船が惑星に不時着した時に既に活動していた初期組のトランスフォーマーと、惑星上でプロトフォームから起動した新戦士たちの2種類です。
サイバトロン船アクサロンに多く積まれていた救命ポッドは、不時着前に惑星の軌道上に放出されるが、軌道を外れて惑星に落下してくるものが相次ぐ。
それらは先に手に入れた軍の戦力に加わるため争奪戦が起きる。
これもストーリーの楽しい部分でした。
再びビーストウォーズユニバースから用語を解説すると、救命ポッド=ステイシスポッドとは、中に収められたプロトフォームが新たなトランスフォーマーとなれるように、生命のいる星に降りる機能やDNAスキャン機能を搭載した小型カプセルです。
これはG1世代のトランスフォーマーたちによって作られました。
プロトフォームとはビーストウォーズ世代の新トランスフォーマーたちが、いわば生まれる前の状態で、液体金属できた人型みたいな見た目です。
これはトランスフォーマーの故郷セイバートロン星にある、謎の工場から出荷されてくるらしい。そして物語に深くかかわるエイリアン=ヴォックがその生成に介在しているということです。
プロトフォームは生命の姿を借りて、初めて新世代のトランスフォーマーとして生まれてきます。
そうやって起動されたトランスフォーマーは、ポッドのプログラミング機能により、基礎的な知識を与えられ、更に生まれた直後から若者や大人などの個性を与えられるようです。
タイガトロンは、作中で初めて登場する新戦士となります。
惑星上で誕生した新戦士たちは、後に初期組トランスフォーマーたちをトランスメタルへ変化させたクォンタムサージに影響を受けないなどの性質の違いがあります。
ビーストモードは神秘的なホワイトタイガー。
また水圧転写プリントとかいう技術が使われてるのだろうか。
胴は丸太みたいな感じでチーターのようなしなやかさは再現されてない。
内臓のモールドのある銃をお腹に内蔵することができる。
ただしチータスと違って、外に露出する部分はほとんどないので入れなくても見た目にはあまり問題ない。
頭部は大きくて、作中イメージのまま。
視線を動かせるギミックがあり、さらにロボットモードとビーストモードでの目の色の違いも再現できる。
最初に顔を見たときに黒目の部分の右上に白い部分が小さくあるので、バリがあると思って修繕しようと思ったんだけど、両方ともあるのでもしかしたら瞳のハイライトとかを表現してるのかという気もする。
あまりハッキリとはわからないけどパッケージ写真とかでも同じようになってるみたいなので仕様だと思う。
手足は虎の力強さが表れた太さ。
ていうかなんだこの後ろ足、可愛すぎるだろ。
サイバー空間内にあったメガトロンの頭部パズルとやらが付属。
MPビーストメガトロンの頭部と同じ大きさです。
タイガトロンはとても生真面目なキャラです。だけど、これはビーストウォーズのアニメ当時から思っていたんだけど、なぜかこの顔を見るとバカボンのパパを思い出しちゃう。
比べてみると別にそんなに似てないんだけど何故か。
ということで、大自然を愛する男タイガトロンでした。
この後のマスターピースは、MPM以外だと直近でアーシー。以上。
そのほかには初報以外なにも無いライデンと、最近情報チラ気味のスタースクリームくらいなのでもっと情報が欲しいです。
スタースクリームが出るということは、サンダークラッカーとスカイワープが確定で、更なる色違いの可能性もあるということですけどね。