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トランスフォーマー・ザ・ムービーのシーン解説とは その2

トランスフォーマー・ザ・ムービーDVDのパッケージ内側に書いてあるシーン解説をさらっと紹介しようという記事の続きです。

 

トランスフォーマー・ザ・ムービーのシーン解説とは - TMGP覚書ブログ

 

■和らげられた表現■

トランスフォーマー・ザ・ムービーはテレビシリーズの愉快な仲間たちが冒頭からバタバタ死んでいくトラウマムービーでもあります。

 

ここには、シナリオに書かれた内容から実際の演出への段階で少し描写をソフトにした部分があるということが書かれています。

 

序盤のシャトル襲撃シーンだと、元のシナリオでは「メガトロンの銃で真っ二つになるブローン(ゴング)」「スカベンジャーに溶かされるプラウル」など書かれているそうで、確かにこの通りの内容だと更にショッキングであっただろうと思います。

 

ムービー劇中でゴングが撃たれたのは肩の部分で、その後の2010にチラっと出ているので生存説もありますが、シナリオの段階では確実に殺されているようです。

 

ウルトラマグナスは死なないのだけど、デストロンの攻撃によって体がバラバラになってしまいます。

その際の描写は、シナリオではロープ状の光線で手足を縛られ八つ裂きにされるというものだったのが、実際の映画ではデストロン軍の銃撃を受けてバラバラになっています。

 

 

トランスフォーマーの作品をいくつか見てるとトランスフォーマーたちは手足などの部位ごとにバラバラになることについては高い耐性があるとみることができます。

ジャンキオン星でバラバラにされたウルトラマグナスは、ジャンキオンたちが磨いて組み立てただけで復活しました。

 

逆にムービー前半でコンボイは、体はバラバラになどなっていないのに死にました。

メガトロンが映画で初めて使った銃が強かったんでしょうか。また、脇腹への執拗な攻撃も受けていました。

メガトロンは撃退したもののコンボイも力尽きるという展開です。

そのコンボイも初代のテレビシリーズでは文字通り五体バラバラにされてますが、何事もなかったかのように元に戻りました。

 

どこか(首でも)取れても大丈夫というのは超ロボット生命体のロボットの部分が利点となっているのでしょう。

 

海外版ヘッドマスターズは、トランスフォーマーの頭部を取り外して改造して人間と合体するという設定になってます。

このヘッドマスターは人間とトランスフォーマーが合体して2つの人格を持つ状態にパワーアップするものの、頭部は人間が変形したものであり、ロボット時に頭部の人間が離脱してしまうと残った首無しボディは強制的にビークルモードに変形してしまうという制約があります。

 

アニメイテッドでのヘッドマスターは、トランスフォーマーの頭部を勝手に切り離して胴体を奪うという人間の悪役でした。

この場合も首を斬られても死にはしませんでした。

 

 

ビーストウォーズでも、特にデストロンは戦いなどで体のパーツが取れることはよくありました。

バラバラになって生首状態でも別に死なないかと思えば、ダイノボットは派手に破壊されることなく戦いですべてのエネルギーを使い果たし死にました。

 

実写映画でもスタースクリームが切り落とされた腕を胴体にあてがうだけで繋げていたり、バンブルビーが自ら体をバラバラにするという場面もありました。

ただ、ジャズは胴体を真っ二つにちぎられて死んだので、分割できる部分とできない部分があるのでしょう。

頭部は胴と首が離れても死なない可能性はあるけど、脳天から縦に割られたりすると確実に死にます。

実写版のオプティマスは常に相手の頭部を狙う戦法をとると言われていますが、やはりトランスフォーマーの殺し方というのがあってのことなのでしょう。

 

 

結局トランスフォーマー・ザ・ムービー劇中では、和らげられた表現となったわけですが、トランスフォーマーと人間では死ぬ死なないの基準がかなり違うようなので、死ぬ時には確実に死んだとわからせるような描写も必要なのかもしれませんね。