新規マスターピースが発売になりましたよ!
誰だきみは!?
そうです、まさかのスキッズです。
マスターピース スキッズは、確か1月1日だかにトランスフォーマー情報のtwitterで発表されたんですよね、タカラトミーの初笑いかな? って思ったんだけど本当に発売されるという。
その時にハイブリッドって語が使われてて、なんのことだろうと思いました。
スキッズはかなり価格が抑えられているので、お手頃価格だったMP12あたりと最近のマスターピースとのハイブリッドなのかもしれないと思ったのだけど、トランスフォーマーの公式をみると、ロボットのデザインがホンダシティ実車、アニメ設定、初期玩具、イラストのハイブリッドデザインになってるってことみたいです。
スキッズのアニメ設定はなんだか変な位置に肩があったりと、忠実に再現しないほうがいいデザインになってるので、アレンジが入るのは仕方ないですね。
また、ホンダシティ誕生40周年ってことで、ライセンスを受けてコラボすることになったというのもデザインに影響を与えてそうです。
今回はスキッズと新規キャラのリブーストという2種のマスターピースが同時発売なのですが、折角タカラトミーが価格を低く設定してくれたのに2つ買ったら意味ないのでスキッズだけ購入しました。
スキッズとリブーストの違いは、スキッズがホンダシティ・ターボでリブーストがホンダシティRというのが主で、基本的には大体同じです。
大きく違うのが付属品です。
スキッズ。
リブースト。
どっちも同じ値段なんですが、明らかにリブーストの内容物のほうが多いです。
武器だけでも1個多いのに、更にビークルモードに搭載もできるモトコンポと、それに乗せられる透明人間まで付属してます。
こういうとき、売れないと思われるほうに付加価値を上乗せするという売り方がありますよね。それな気がします。
例えば初代トランスフォーマーだと、放っといても売れそうなサイバトロンに対して、人気が出にくいデストロンの玩具は合体兵士やトリプルチェンジャーなどプレイバリューの高そうなものが選ばれています。
マスターピースではホイルジャックとそのリデコ品のエグゾーストの場合、ホイルジャックの発明品でアニメにも登場したイモビライザーというアイテムがエグゾーストにだけ付属するということもありました。
今回の場合、リブーストは誰も知らない新規キャラでスキッズにはアニメ出演キャラというアドバンテージがあるとみなされてるのかもしれません。
ただ残念ながらスキッズは初代トランスフォーマーのアニメにはたったの2話しか登場していません。
むしろアニメに全然登場していないサイバトロン戦士、ということでファンには認識されているといっても過言ではありません。
登場している2話も別になにも活躍しておらず、スキッズがほかのサイバトロン戦士に置き換わってもなんの問題もないです。
1話限り登場のゲストキャラのほうがその回で活躍して印象を残していることも多いです。2話登場しているゲストキャラすらいますし、スキッズの活躍はそれ以下となります。
ただでさえ登場キャラが多いのに、なぜ2話だけ登場するスキッズがいるのか謎です。
おもちゃを売りたいからスキッズも出さないわけにはいかなかったんでしょうか。
だとしたらなおさら活躍させろと思いますが。
ちなみにマーベルコミックにはスキッズ主役回があるみたいです。
というわけでして、アニメに登場しないリブーストとアニメに登場するスキッズとで、それほど差があるとも思えないんですが、タカラトミーはリブーストにはアニメキャラという後押しがないから付属品マシマシにしなきゃ と思ったのかもしれません。
マスターピース化において、本田技研工業株式会社より正規ライセンス
許諾を受け「ホンダシティターボ」を完全再現!
と、公式にも書いてあるようにこだわりのビークルモード。
ボンネットやドアが開閉できます。
ボンネットを開けるとエンジン再現、横のドアを開けても社内のインテリアは再現されてないですが、後ろの荷物スペースは使えます。
付属する2種の武器を入れたところ。
銀色の武器は固定できるけど、青い武器は突っ込んだだけです。
折角だからもっと大事なものを入れたい。
アニメのサイバトロン戦士たちは、スーパーカーやはたらくくるまに変形しがちだったのでコンパクトカーはむしろ特徴的だったということみたいですね。
残念ながらアニメのスキッズには印象に残るほどの出番もなかったんですが。
すっかり恒例になってくれてありがたい変形動画。
動画なのに「図のように」とかいう説明書まる写し文言が相変わらずです。
あと下半身を下にスライドさせますの部分が、どう見ても上半身を上にスライドさせてます。逆転の発想ですね。
変形完了。スキッズ降臨!
MPスキッズは、ここ最近のMPの流れから外れて変形はシンプルで低価格になってます。
その分、最近のMPにあった首や肩の引き出しや前屈などの超可動もありません。
表情替えパーツくらいはあっても良かったのにと思う。
まあ、劇中でスキッズがどんな表情だったかは思い出せませんが。
実車メーカーの許諾を受けたお手頃マスターピースということで、同様な感じだったMP12ランボルあたりに回帰するようなことにも思えますが、印象としてはもっと以前のバイナルテックまで回帰したかのように感じました。
バイナルテックも実車メーカーとのコラボで、ストーリーでは地球人とトランスフォーマーの技術コラボでトランスフォーマーの新たなボディが造られます。
カーモードでの各部の開閉や再現など、そしてロボットモードの細い腕、というのがバイナルテックを思い出させます。
バイナルテックでもスキッズは発売されていて、その時はトヨタ車でした。
日本では戦士スキッズだけど、海外での役職は理論家です。理論家とはよくわかりませんな。
スキッズの手は、親指固定、人差し指単独可動、後の3本指がまとまって可動です。
でもスキッズの武器は2種とも前腕に装着するタイプで、握る武器はありません。
握ってる風にはできます。
これは液体窒素ライフル。射程600フィート。
全めっきの武器っていうのがトランスフォーマーらしい趣があっていいですね。
こっちは2万ボルトで回路をショートさせるツイン電子ブラスター。
背中に隙間があるから入れてみた。
ロボットモードでは腕以外に固定できる場所はなさそう。
なんかこう、収納出来たらよかったのに。
ドアの後ろにつけるとか出来たらよかったのに。
変形の都合で手首を曲げられるので、物を小脇に抱えるポーズが再現できます。
俺の命を使え! の時のスキッズ。
応答せよ! こちらスキッズだ のシーンを再現。
エンディングのダンスの時のスキッズ。
……一部活躍を捏造しちゃいました。
トランスフォーマーを長い目で見ていると、変形が複雑化していっては10年くらいすると簡単に戻る、というのを繰り返してるのがわかります。
トランスフォーマー覚書 変形は難しくなったり簡単になったりする - TMGP覚書ブログ
しかし最近は通常ラインのトランスフォーマーはそれほど複雑にはなっていない印象だったので油断してたんですが、複雑化の一途をたどる、ついでに高額化も止まらないシリーズがありました。
マスターピースです。
マスターピースもMP10コンボイで仕切り直してから今年で10年。
もしかしたらスキッズから遊びやすい設計で買いやすい価格のマスターピースが始まるかもしれません。そうじゃないかもしれません。
今後を見ないことにはわかりませんが。
とりあえず直近は既存マスターピースの流用アイテムが続いて、その後トレインボットのショウキですね。
そろそろビースト系のマスターピースも欲しいんですが、情報ないかな。
というわけで、スキッズでした。
スキッズくらいの価格ならなんとか人に勧められるね。うん、よかった。