久しぶりのバットマン単独での映画化となる、「THE BATMAN-ザ・バットマン-」への期待も高まってきてます。
今のところリドラーがメイン敵みたいになってますが、果たしてそうなのか。
まあ、そっちは待つとしてとりあえずアニメ作品、バットマン:バッド・ブラッドです。
ワーナー、DCコミックスの長編アニメ作品。
バット・ブラッドじゃなくてバッド・ブラッド。
悪意とか憎しみのような悪感情の意味があるらしいです。
同じくアニメ作品の「バットマン VS. ロビン」の続編だそうですが、そっちは見てないです。
「バットマン VS. ロビン」はNEW52のバットマンのコミック「梟の夜」を原作にしたアニメだそうで、そっちは読んでます。
バッド・ブラッドの作内でもちらっと梟の法廷キャラのタロンの名前が出てきました。
そんなところです。
「バットマン VS. ロビン」見てなくても、「梟の夜」も知らなくてもこの話を理解するには問題ないかと思います。
バットマンがブルースウェインで、その息子ダミアンがロビンで、もっと前にロビンだったのがディックで今はナイトウイング。
前提知識はこれくらいあればいいかな。
他の登場キャラはわりとマイナーな味方とマイナーなヴィランばっかりなので、あらかじめ知っておかなくてもこの話の中で知れば十分です。
まずバットガールに比べてマイナーなバットウーマンの活躍から。
バットマンのコスチュームを模してるのだけど、マスクはコウモリというより鬼の面みたいにも見えます。
冒頭で登場するヴィランもマイナー勢。
ファイヤーフライはゲームで戦ったことがあるので知ってます。
あと、あらすじにはタスクの名前があるけど調べても誰がタスクかわかりませんでした。
そんな程度の理解でも大丈夫です。
その後助けに入ったバットマンが、爆発に巻き込まれて消息不明になる。
現れる新ヴィラン、ヘレティックとバットマンの戦いはバットマン優勢に見えるのだけど、バットウーマンが余計な加勢に入って逆に邪魔をするパターン。
バットウーマンもバットマンと同じく家族を失って自警活動をしている。
バットウーマンの父親は怪しくないです。何も悪いことしません。大丈夫です。
この話はバットファミリーを描く話です。
そして何組もの親子が登場します。
バットウーマンも父親と協力体制をとりながら活動する娘、ダミアンはもちろん、ディックもブルースの家族。
ルーシャスフォックスと息子ルークも登場して、息子と娘たちが戦います。
バットマンは爆発以来2週間も消えたまま。
ゴッサムシティはバットマンがやはり犯罪抑止力になってるらしく、バットマンが消えたらしいという空気が犯罪者の地下活動を活発化させてしまうとか。
ディックは仕方なくバットマンに扮して活動。
こういう流れなので残念ながら本物バットマンの活躍は控えめ。若いヒーローたちに助けられる立場です。
バットマンは囚われの身で、なんか記憶を覗かれていじられてます。
捕えられてしまったせいで正体を隠せません。
ここで登場するヴィランはマッドハッター。こいつは知ってる。
黒幕の正体は伏せますが、バットマンの正体がブルースであると知る人物です。
黒幕はブルースに対してもダミアンに対しても乱心してるとしか思えないですね。
ヘレティックの存在そのものも、黒幕の乱心によるとしか思えないです。
バットマンの正体は捕らわれた段階で敵にバレてしまっているし、ディックも気軽にバラすしで、秘密の重要度はどうなってるのかという気がする。
前半はバットマン不在での不利な戦い。後半はバットマンが敵に回りさらに不利な戦い。
アクションはやはり見ごたえある作りです。
日本のアニメとは完全に違う方向性でアクションシーンが作られてるとわかります。
今回はルークがバットウイングとして参戦するので、空中戦もあります。
あとはアルフレッドのファイトもあります。というか戦果的にはMVPかも。
70分強という短い時間にギュッとまとまった話で、よく動くバトルシーンもあり、ロビンたちがブルースの心に訴えかける場面も良かったです。
最後はバットマンの正体を知った可能性のあるやつもみんな死んだかなって感じなのでOKだし。
バットウーマンも加えて、バットファミリーゴーってな感じでのハッピーエンド。
特典映像にダイジェストが収録されてた、ジャスティスリーグVS.ティーンタイタンズはよくある王道の筋書きに見えるんだけど、それだけに絶対面白そうに見えました。
この手の安く手に入るDCアニメで、ゲーム原作のインジャスティスもアニメ化されるという話だったので、日本版が出たら欲しいです。