忍者反比例の法則というのがあるそうです。
集団で現れる忍者は恐ろしくないけど、一人で襲ってくる忍者ほど強敵であるということから、忍者は現れる人数に反比例して脅威度が下がるという法則です。
なるほどフィクションにおける描写としてはそうかもしれませんね。
今回はそんな感じのゲームから始めましょう。
沖縄ラッシュ (Okinawa Rush)
格闘アクションプラットフォーマーゲーム。タイトル通り沖縄を舞台にラッシュコンボを決めよう。2人でもプレイできる。
言語選択には日本語を含め結構何か国語もあります。でも会話音声は英語のままなので多分返還前の沖縄ということなんでしょう。
基本はBボタンが決定でAボタンがキャンセルで、ちょっと混乱しながらスタートする。変更は可能。
体験版では、チュートリアル、ステージ1、マスターチャレンジのモードが選べる。
チュートリアルでは、アユミを操作してアイテムを集める。
壁を壊すと隠し部屋があったりもする。
チュートリアルをプレイすると、そのまま連続してステージ1が始まる。ここからはヤシマ ヒロがプレイヤーキャラになる。
操作説明が見られるけど対戦格闘のコマンド表みたいで覚えられない。でもスティックを適当に入れながら攻撃ボタンを押してればそれなりに気持ちよく戦える。
ヒロが漁から戻ると村が忍者に襲撃されていて、村人を救出しつつ忍者を倒しつつ進む。
なんかトロールとかも出てくる。体力ゲージ制ながら、ちょっと強めの敵の攻撃や地面から出てくるトラップに当たるとすぐ即死するので気をつけたい。
こっちも刀を拾えば大体の敵を一撃で殺せる。
家に戻るとアユミの亡骸と対面。しかも子供たちが連れ去られてるっぽい。おのれブラックマンティス一族。
その直後に出せる気合足踏みが、ダーーーイ! っていう音声とともに出て結構な迫力。衝撃がありそうな場面ではいい具合に画面が振動する演出があります。
ステージ1のボスはロックマン。
ボスは倒し方によっては首が取れて、アイテムとして拾って得点にできる。
マスターチャレンジは、3人のカンフーマスター老と連続で戦うもの。これはタイムアタックかな。倒せればわかったんだろうけどな。
難易度が謎に多くて、初心者の白帯と達人の黒帯の間に黄、橙、緑、紫、茶があり、黒帯の上に初段から5段まであり、更に師範そして悪夢モードとある。
難易度が上がると報酬も増えます。あと高難易度では一群の敵を倒すのに時間制限があって、タイムオーバー即ゲームオーバーだった。
チュートリアルのアユミで洞窟の隠し部屋の灯篭に火をつけておいて、ヒロで同じ部屋のもうひとつの灯篭に火を付けたら形見っぽいアイテムが出た。効果は謎。
他にも秘密要素はたくさんありそう。
回復できるアイテムがたくさん落ちてて、中には沖縄春巻きとか沖縄そばとかある。沖縄感は出そうと思えばもっと出せたんだろうけど、このくらいの塩梅でいいのかな。
あと本気で戦ってるので血液が結構出ます。
ジグソー・ファン: 驚くべき動物たち
ジグソーパズルをデジタルゲームにしたもの。テーマは動物。
ゆったりとした音楽とともにジグソーパズルを楽しむことができます。
製品版には100の絵柄が収録されてるそうですが体験版で遊べる絵柄は2つ。でも体験版だからどうせコバエとか病気の犬とかだろうなあ って思いましたか? 全然違います!
体験版で遊べるのは、なんとライオンとパンダです。動物のスター中のスターです。いいんですかそんな、体験版ですよ。後から言われても返しませんよ?
というわけで太っ腹に感謝しつつ、ライオンのパズルをやってみました。
ピース数は30、120、300、600という4段階から選べます。実際にジグソーパズルを作ったことがない人でもピース数が多いほど難しくなるのはわかりますよね。
折角なので600でプレイ。ってしてみたんだけど、完成できなくはないにしても大変な時間が必要なやつだぞと思ってやめる。120ピースでライオンに再挑戦。
600ピースは画面上のピースが小さくてかなりきついですね。もっと拡大率上げたいけど2倍にしかできなかった。これはアナログのパズルだと起きない問題でした。
デジタルパズルの遊びやすいところは、ピースの上下が固定されてて回したりしなくていい、あと正解の場所に置いたらピタッとはまってくれる、これらは好みが分かれるかもしれないですけどね。
そしてうっかり無くしたりがない、テーブルの上を片付けなくても始められる、これは大きな利点だと思いますよ。
とりあえず角や外側から埋めていくという基本的なプレイで進める。静かな音楽が流れてて眠くなってきました。リラックス体験です。
ピースをはめていくと、なにやらコインがもらえるみたいです。ありがたくもらっておきますが用途はわかりません。
そんなこんなで眠くなりながら完成。完成したときにもうちょっと長く絵を見せてほしい。パズル開始前にいくらでも見られるけど。
折角なのでパンダにも挑戦。今度は30ピースでいくつかの機能をオンにしてプレイ。
プレイしてみると、30ピースだというのに36に切り分ける表示が。オンにしたランダムピースというのが6ピース多い理由でした。
ランダムピースとはパズルに関係ないお邪魔ピースが追加されるというものでした。パンダの絵柄には空が写ってないのに青いピースが6個あるというわかりやす過ぎるやつで即どけてお終いです。
時間制限ありでプレイしたので、どんどんカウントダウンされていきましたが、数分で完成。
ライオンのときはいつものプロコンでプレイしたんですが、パンダはタッチ操作でプレイ。このゲームはタッチ操作が快適過ぎでそれ以外の操作法はお勧めできません。
最大4人でマルチプレイできるということですが、Switchを置いてみんなで囲めば10人でもプレイできるでしょう。いやできないか。
神様のような君へ
PC用18禁恋愛アドベンチャーの家庭用機版。主人公以外フルボイス。
社会インフラのほとんどがAIに管理される世界で、主人公の城前塊斗は高いハッキング技術を使い全てのAIを管理するC-AIのプロテクトを突破し、C-AIに自分のことが好きで目がぱっちり可愛くて甘えさせてくれて巨乳の女の子と会いたいと命令するが該当なしと返される。
しかし翌朝、C-AIが製造したツクヨミと名乗る塊斗の理想の女の子ロボットが家に押しかけてきてしまう。
ツクヨミはかわいい容姿のうえネット接続されたものを自由にいじる性能を持ち、時速180キロで走れるとか不必要に高い身体能力も備える。
古今あらゆるデータや文献にアクセスできるはずなのに一般常識や男女の機微などには疎いところがあり、こちらが上に立てる部分を残しておいてくれるというナイス配慮。
完璧なロボットのパートナーがいれば、人間は必要ないのです。人間ではないというのはメリットです。
その後塊斗の学園での生活のなかで、人間のヒロインの顔見せと個別の短いエピソードがいくつも出てくる。ツクヨミが学園に通い始めるまでは、塊斗と女の子と一対一の会話がほとんどなので話の進みは早い。
塊斗はハッキングに夢中過ぎてクラスメイトの名前も覚えていないという、現実的に考えると流石にそんなわけないだろという不自然な感じなんだけど、それ以上に他人に興味を向けないでコミュニケーションを避けてるわりに女の子との接点が多すぎるという部分は不自然過ぎていかにもファンタジーらしさがある。
珍しく選択肢が出てきた。せっかくの選択肢だけど、話の進行に対しては当り障りのなさそうなものばかりだし、選択肢の色の関係でどれを選択中なのか物凄くわかりにくいのが気になった。
塊斗が女とだけ接する日々を過ごしていると、C-AIがクラッカーに攻撃される。事態解決のため塊斗が手を出したところ逆にクラッカーに身バレしたらしく、ピンポイントで攻撃を受ける羽目になる。
件のクラッカーは塊斗の身近にいる可能性が高いという、ということは女しかいませんね。
そのクラッカーが自分から接触してきたところで体験版終了。誰かは見当ついてたけど。
どうも、人見知りだけどネット上ではバーチャルなんとか活動をしてて大人気っていうのがヒロインの新たな属性に加わってるみたいですね。
妹のいない主人公や選択肢があるとかはこのジャンルでは珍しいけど、体験版で主題歌ムービーが無かったのは初めてかもしれない。
時間は誰も待っていない
一人称視点プラットフォームアクション。日本語は非対応。
Switch上のタイトルはTyd wag vir Niemand。失われた心と同じスタジオのタイトルで、南アフリカの開発らしいです。
失われた心とだいたい同じだろうと思いながら始めたら、だいたい同じでした。
大きな違いが、ZRボタンで時間を遅くし、ZLで元の早さに戻すという時間操りギミック。今作はこのギミックを前提にしてデザインしてあります。
体験版は3つのエリアがある。
まずはスタート直後にいるトンネルの中に額縁がたくさん浮いたような場所。進んでいくとすぐに次のエリアに移動できる。
2番目が青空エリア。ここは一本道。
宙に浮いた廃墟から、廃車でできた足場と激しく動くパイプを渡って一番奥の巨大時計まで辿り着けばゴール。
廃車の足場は上下するだけなので問題はない。問題大ありなのがパイプで、足元が見えない一人称視点なので細いパイプはすぐに足を踏み外してしまう。
時間を遅くできるのは限界があるので、元の早さに戻る前に安全な足場に渡っておかないといけないので焦る。
これで落ちたらもうやめようと思いながらラストパイプ挑戦したら、なんとかクリアできて3番目のエリア、巨大結晶の洞窟みたいなところに場面転換。
ここでは宙に浮かぶ火の輪のギミックをクリアするとどこかの足場に火が付くので、その火に入ると先へ進むギミックが作動するという流れ。
次にどこが動くかとかは、炎が飛んでいってくれるので視覚的にわかる。この辺は失われた心より親切になってる。
炎が飛んでいって爆発する瞬間がこのゲームの中のわずかな変化があるシーンなのでスクショしようと思ったら、何故かそのタイミングだけ撮影失敗する。理由は見当つきません。
足場と足場をつなぐ通路が細すぎてもはや棒。何度落ちたかわからん。
落ちて復活すると、ここどこだ? ってまずなる。一応難しそうな場所を突破するとその次から復活させてくれてはいる。
ここでも時間を遅くするんだけど、高速で移動する足場は遅くしても速い。それでも細い棒を渡るのを繰り返すより足場をジャンプするほうがマシ。
最後の天空の足場渡りに成功してゴールしたら、予想通り最初の場所に戻ったので終了。
The DioField Chronicle
リアルタイムシミュレーションRPG。体験版のデータは製品版に引継ぎ可。
ディオフィールド島を舞台に傭兵の主人公たちの戦いを描く物語。
始めるとすぐオープニングストーリーが流れる。ゲームを開始するとまず8年後と表示されるのでオープニングを飛ばすと何から8年後なのか分からなくなるよ。オープニングはいきなり固有名詞出まくりで結局把握できないのだが。
難易度が3段階あったので、まん中のノーマルでプレイ。
アンドリアズを中心にフレドレットとアイゼレアの3人が最初の主人公たち。
ある事件をきっかけにして、とある貴族が組織しようとしている傭兵団に所属することになる。大きな傭兵団に身を置いて最新の設備や装備の恩恵を受けながら、基本は仲良しグループで行動する。
リアズやフレドの目的は国と民の平和のためだという。オープニングでの一件が方向性を定めたみたいなんです。
拠点は小綺麗で普段は誰も使ってない疑いがある。いくら貴族のお抱え傭兵団とはいえ傭兵は貴族じゃないんだからもっと荒くれて汚い使い方するんじゃないのって思う。ちなみにこのあと話が進むと貴族出の人たちが仲間に加わりだします。
バトルはリアルタイムで動き、部隊と呼ばれるユニットに指示を出すとすぐに動き始める。敵を指定すると行って戦闘を始めるし、どこかの地点を指定するとそこまで移動する。線を引くように移動経路を指定できるので何かを迂回させたり寄り道してから合流させたり自由。
戦闘はオートの殴り合いだけど、スキルを使わせて有利に戦うことができる。スキルはポイントを消費して発動するけど、スキルのポイントは結構余裕があるのでどんどん使っていいぞ。
バトルの中でパワーが溜まってくるとスクエニ特有のバハムートというドラゴンを召喚できる。これは強力なので忘れないようにしたい。
ピンチを脱するために温存しておくのもありだけど、結構遠くまで届くので奥にいる狙撃手を排除したり、ボスが連れている雑魚を一掃したり積極的に使ってもいいですよ。ほかにも150くらいの使い道を思いついたけど長くなっちゃうんで割愛するね。
リアルタイムバトルなんて怖いよう、って人もいるかもしれないですね。でも序盤なら敵はほとんどじっとしていてこちらが移動して敵の索敵範囲に入るまでは何も起きません。
敵が攻めてくる防衛戦もあるけど、一団の敵を全滅させると次の敵が現れるという感じなので、まだ慌てる段階じゃないです。この辺をこなしていくとリアルタイムバトルに慣れていけるでしょう。
スキルを使うためのコマンド画面を出すと時間は止まるので、その間に深呼吸するという手もあります。ただ吸い過ぎには気をつけてね。
とまあ、いかにも余裕で簡単ですみたいに書いたんだけど、他の騎士団との演習っていう横道ミッションをプレイしたら敵のレベルがこちらと同じかそれ以上になってて急にゴリ押しが通らなくなった。
スキルは好き放題使うのではなく敵のスキルを潰すためにスタン効果のあるスキルをいつでも出せるようにしておくとか、スタン役と回復役を別になるように部隊編成したりとか。
そこら辺に落ちてる回復できる光る玉もきっちり利用するとか最善を選ぶ必要があった。
それなりに苦労しながら、なんとか誰も倒されることなく勝利したんだけど、リアズ君は滅茶苦茶楽勝だったぜって報告しやがる。俺が頑張ったんですよ。
戦闘フィールドを広く見ることができないので、離れた2か所で戦ってしまうと両方の状況を把握するのが難しい。
お金が全然手に入らないですね。装備とか売ってるんだけどお金がないから良いものに更新していくことができない。
1章が終わると体験版終了。ひとつ事件が起きて傭兵団の体制が変わります。アイゼレアは初期メンバーの割にここまであまり話に絡んでこなくて、ミッション開始時にみんなで会話してる時にもあんまりいない。
それぞれのミッションは目標タイムが数分に設定されていて、思考時間はタイマーが止まるので実プレイ時間はもう少し長くなるけどそこそこの長さで終わります。
では、今回はここまでです。
つづく。