レインコートを入ってた袋から出したあと、また戻せる人っている?
俺は戻せません。
それはいいとして、ピエール瀧が逮捕されたってニュースがあって、コカインとかいう割と依存性の強いやばい薬物を使ってたのがバレたそうな。
それを受けて、セガは最近発売されたゲーム、JUDGE EYES:死神の遺言(わかりやすく書くと、キムタクが如く)の販売自粛を発表したというわけです。
ピエールが出てたらしいんだよね。
対応早いのは重要かもしれないけど、ちょっと早すぎない? って思う。
ゴーン逮捕のときも思ったけど、まだ裁判もしてないし有罪にもなってないのに解任するとか、逮捕って聞いて即座に販売自粛発表するとか、早すぎるでしょ。
日本では推定無罪の原則が存在してないってだけだから、別にいいんだけど。
またピエールはゴーンと違って自分でコカイン認めてるらしいから、もうクロ断定されてもしかたないかもしれないけどね。
それで、こういうとき自粛話ってよく目にするけど、ゲーム業界もついにこの芸能人リスクにさらされるようになってきたんですね。
芸能人って、それでもしばらくしたらケロッとして復帰してくるんでしょ? みたいなイメージもあるでしょ。
確かに芸能界って身内に関して甘いとは思う。
なんかこう、生き馬の目を抜くような厳しい世界、なんてことはないよね。
内輪でなあなあでやってる甘々の世界だってバレてるよね。
だから芸能界はもっと厳しくしてもいいと思うんだよな。
誰かが失脚したらその席をみんなで争って奪い合えばいいじゃん。
一度しくじったらもう戻ってくるところはねえぞってくらいでいいじゃない。
でもな、一般の社会のほうはもう少し寛容になってもいいくらいだと思う。
間違いを起こした人をなにがなんでも社会復帰させちゃいけないわけじゃないから。
今のバランスはちょっとおかしいと思う。
ただ、薬物の犯罪のときに、本人にはダメージがあるけど回りには迷惑かけてないとか言うやつ必ず見るけど、全然違うからね。
違法な薬物の入手には必ず反社会組織が絡んできて、その資金源になってるってことだから。誰にも迷惑かけないどころか最悪のやつだから。絶対ダメです。駄目、絶対。
ピエールの出演作品リストを見たら、寄生獣完結編あるじゃない。
実写映画版ですよ。
寄生獣っていったら、まあ一般的に名作ってことになってるんだけど、自分にとっては、この漫画は全巻読んだっていう作品があまり無いなかで、寄生獣は全十巻読んでる作品なんですよね(ブックオフで)。
それで、映画のほうは金曜ロードショーで放送した時に見たんです。
前編後編の映画で、後編こと完結編が公開になる直前に金曜ロードショー特別版みたいなのを放送してて。
それがもう四年くらい前になるんだけど、一向に後編のほうは放送しないんですよね。
ずっと待ってんのに。
そしたらこの度のピエールでしょ。
これ、もう無理ですかね?
というわけで、コカインが俺にもたらした影響とは、寄生獣完結編が金曜ロードショーで見られなくなっちゃった、ということでした。
ちくしょー、ピエールがコカインじゃなければジブリハリポタコナン寄生獣だったのによ。
あと、ちょっと調べてみたら、伝説のクソゲーたけしの挑戦状の発売日が1986年12月10日で、たけしのフライデー襲撃事件がその前日の12月9日なんですよね。
たけしはこの事件のあとしばらく謹慎してるんだけど、ゲームのほうはちゃんと発売してて、なんと80万本も売ってるわけです。
だからまあ、光の速さで自粛するっていうのは、今の時代の要請なのかなって思った。