オウムアムアって、あったじゃないですか。
オウムアムアとは人類が初めて観測した、太陽系の外から太陽系の中にやって来た物体でした。
アーサークラークの小説「宇宙のランデブー」で描かれた、太陽系外から飛来した異星人の宇宙船を連想させる形状で、小説が本当になったんじゃないかと話題になりました。
その正体は完全に明らかにすることはできなかったために、エイリアンの探査機説も唱えられています。
一応結論として、あれは岩だったということになっているみたいだけど、そう言いたくなる気持ちもわかるじゃないですか。
だってあれがもしエイリアン船だったとしたら、気付いた時には見送ることしかできなかったなんて残念過ぎるじゃないですかよ。
逃した魚が大きすぎるって話です。
だから岩だと思っとかないと。
精神衛生上よくないよね。
天文学者って、テレビとかで見てると宇宙のことはまだ全然わからないことだらけだって言うのです。
その反面、これはこの現象が起きてこうなった、これは何億年前にこれがあった、とかって断言するんですよ。
本当にわかってんのかよって、見てきたみたいに言うよなっていつも思ってます。
あと例え話が大好き。
必ず宇宙を別の何かに例えて話をしようとするの。
ここまで余談でしたが、今また太陽系外から来たとみられる天体、彗星が発見されています。
ボリソフ彗星です。
軌道を計算した結果、太陽系の外から飛来して、太陽系を出てもう戻ってこない恒星間天体であることが明らかになったそうです。
観測史上2例目の恒星間天体、新発見のボリソフ彗星 - アストロアーツ
オウムアムアからそれほど間を開けずに2例目が発見されたことによって、これまではそんなものは無いと思われていた恒星間天体がわりと頻繁に見つけられるんじゃないかなって楽観的な希望を持ったりします。
しかもボリソフ彗星は、かのオウムアムアと違ってこれから太陽に近づき、余裕を持って観測できる時間があるのです。
わくわくする話ですね。
オウムアムアといえば、BSプレミアムのコズミックフロント☆NEXTでは小惑星として扱っていたのに、NHKスペシャルのスペース・スペクタクルでは完全にエイリアンの乗り物扱いだったのが印象的でした。おわり。