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『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』 日本でも展開するってよ

映画ジャスティス・リーグザック・スナイダーカットと呼ばれる別バージョンが、日本でも初夏に配信やBlu-rayで展開されるということです。

 

DC公式の情報なので確かでしょう。詳報は4月ということ。

 

 

そのザック・スナイダーカットとは何なのだ? という人のために簡単に説明します。

ジャスティス・リーグについてはここでは説明しません。

 

ザックスナイダー監督はマン・オブ・スティール以降のDC映画に関わっていたのですが、映画ジャスティス・リーグの製作中に途中降板。

ジャスティス・リーグといえばDC、ワーナーにとって虎の子といえる企画なので制作過程での問題は避けたかったでしょうが、娘が自殺しただかいう気の毒な理由だったので誰も文句は言いませんでした。

代わりにワーナーが連れてきた監督がなんと映画アベンジャーズの監督という、確かに適任かもしれないけど、そこいっちゃう?感が否めない人選。なりふり構わないってことですかね。

 

公開前は上映時間3時間を危惧されてたジャスティス・リーグですが、蓋を開けてみればギリ2時間未満という大作アメコミ映画にしてはむしろ短い部類となり、内容も軽妙な部分もあるサクッと見られる映画に仕上がっていました。

 

ただ短い分やはりカットされた場面も多いらしく、予告で何度も見たのに本編には無い場面もいくつもあります。

 

そんなわけで切望されてたのが、ザックスナイダー監督が本来制作したかったバージョン。

メディア特典とかに収録されないかなとか希望されることもあったようだけど、そんな気軽に作ったり出したりできるものでもなかったみたいですね。

なんとザック・スナイダーカットは4時間くらいの内容になるみたいです。

映画として公開されてたら流石にきつい長さ。

4時間もかけたらステッペンウルフどころかダークサイドだって倒せるだろって思う人もいるかもしれません。

 

 

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生の説明不足劇場版からの長尺アルティメット・エディションといい、長すぎる内容は複数の作品に分けてゆっくり展開する手もあったんじゃないかとも思いますが今更です。

 

ということで、いわゆるディレクターズカットみたいなものですが、降板した監督版というちょっと異例の物でもあります。

 

 

ちなみにディレクターズカットというのはハリウッド特有のもので、ディレクターは監督、カットは編集、つまり監督が編集したバージョンのことです。

監督が編集するのは当たり前かと思うかもしれません。

実際日本の映画では、ほとんどの場合劇場公開版が監督編集版だと思います。

でもハリウッドでは、実は監督は編集の最終決定権がありません。

じゃあ誰にあるのかっていうとプロデューサーです。

製作総指揮スティーブンスピルバーグ、監督マイケルベイ、って感じになってる時の製作総指揮がプロデューサーです。

 

だいたい映画監督なんて個性がゴリゴリに尖ってるので、勝手に作らせると客のことを考えない映画ができたりします。

それをプロデューサーが商品として客が満足するようなものに調整するような感じです。

なので、だいたい劇場版のほうがディレクターズカットよりマイルドなものになってます。

ディレクターズカットを見た後で、やっぱり劇場版のほうがよかったってなるのもあるあるです。

 

バタフライエフェクトみたいな、ディレクターズカット版でないと意味を持たない伏線が散りばめられてる映画もあったりします。

 

 

スナイダーカット版はそもそも制作できなかったバージョンということです。

これも見るまでは面白いかどうかはわからないけど楽しみです。

4時間くらいあるらしいのですが、実際にスナイダー監督が降板せずに劇場版を製作していた場合、やっぱりカットされてせいぜい2時間半くらいになってたんじゃないかという気もします。

その場合、アルティメット・エディション4時間版がリリースされたんだろうな。

 

アメリカでは3月から配信開始だそうで、日本はちょっと待たされて初夏。

ウォッチメンの完全版は日本版が10年遅れだったから、それに比べればどうってことないですね。