ゴジラ S.P <シンギュラポイント>を先週までは見ていたんだけど、全13話みてしまったので今週から見るのがないです。
3か月の間ああでもないこうでもないと考えるのは楽しかったです。
謎の敵を倒してくれと言われて難しい内容の分厚い本を渡されるから、倒すヒントになるかと思って一生懸命それを読み解いてたら、実はその本の角でぶん殴れば倒せた。みたいな話なんですよ、言うなれば。
答えはすべて最初から知っていたのにその意味が分かっていなかったということが、第1話から示されていました。
アニメ以前に作られたゴジラ映画によって物語の結末は決まっていたっていう面白い見方がありますね。実際それを狙ってあるんだと思います。
難解なSF考証を繰り返してたどり着くのが昭和ゴジラのごとき荒唐無稽な展開だというのが痛快です。
作中では、時間を越えて情報を送ることはできないけど情報だと気付かなければOK、みたいなことが出てきます。
ゴジラ映画を見ていれば知っていたはずの結末を、最後までそうだとは思わず視聴者は付き合うことになりました。面白いじゃないですか。
ゴジラというタイトルが付く作品ならゴジラが暴れてる時間が長ければ長いほど良い、という人には残念ながら合わないかもしれないです。
ただ、それだけにこれまでにないゴジラ作品となったということでもあります。
最初にも書きましたが、ぶっ続けで見れば映画数本分の作品になります。それを毎週1話ずつ3か月の長さで楽しんだということが映画では味わえない体験だったんだと思ってます。
作中の日付が錯綜しているなどのまだ明らかでない謎もあるんですが、それも答えは既に示されていたりするんだろうか。
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