お笑い芸人のEXITの二人が、どっちが兼近でどっちがりんたろーかを当てる問題に挑戦してるんだけど正解できません。
それはそうとして、ここからは体験版をプレイした感想などを書いていきます。
Tangle Tower
推理アドベンチャーゲーム。探偵のGrimoireと助手のSallyが奇妙な事件に挑む。
被害者は19歳の少女Freya。彼女はFloraの肖像画を描いている最中胸を刺され死亡。凶器は不明だが未完の肖像画に描かれた人物は手にナイフを持っており、そのナイフについている赤色は血液だった。
操作は画面タッチ、カーソルをモーション移動、カーソルをスティック移動と選べる。モーション操作でプレイ開始したけど、細かい動きがしにくく感じてスティック操作に変える。
また、それ以外で使うボタンは少なくて、基本的に調べるボタン1個。でも移動画面やファイルを一発で呼び出すボタンがあった方が楽だと思った。あと前の画面に戻るボタンも。
画面内の調べられる個所はとても多くて、主人公の二人の様々な反応を見ることができる。「調べる」マニアにはお勧め。
そういう場面も含めて、英語音声だけどフルボイスで会話してくれるし、アニメーション付きになるところもある。
人物名は英名のままなんだけど、Freya Fellowのようにみんなファーストネームとファミリーネームのイニシャルが同じになっていて、下手にカタカナ表記にできないなにか大事なギミックかもしれない。
体験版では事件現場である塔の最上階に着くと不思議な力で移動できなくなる。
そこにいるFloraに話を聞く。
このゲームの会話では質問項目を選ぶだけでなく、ファイルされた人物や証拠品のすべてに対して反応を見ることができる。よりによって体験版で唯一会話できるFloraは何ひとつ全くなんにも発言してくれないが。
パズルも用意してある。事あるごとにパズルを解くことになりそうな予感。
Floraが話にならないので近くにあるカセットテープが再生できる蓄音機みたいなもので持ってたテープの内容を聞いて、さてと…… って思ったら体験版終了した。
この時点で犯人の目星は付いておりません。当然か。
事件の概要が奇妙なので、この先もどんどん奇妙なことが起きていくのかな。
奇妙な事件とパズル、っていうとレイトン教授が思い出されますね。
あとは、人物にアイテムを突き付けるところは逆転裁判。
ということはレイトン教授VS逆転裁判なんじゃないですか、これ。
ピクロスS7
どんなルールかは説明しませんが、ゲーム中に丁寧なチュートリアルがあるので参照してください。
シリーズの新作が発売になる度に体験版をお出ししてくれるピクロスシリーズ、とはいえ何個体験版をプレイしても同じじゃないですか?
同じなんです。ただ、スタッフもそれはきっとわかってます。
おそらく問題を新しくしただけで新作を作るのは許されていないのでしょう。新作の度にちょっとだけ追加されている部分が毎回あります。
多分改善すべき箇所や追加すべき要素はすべて把握済みだと思います。完璧版を作るならいつでもできるんです。
しかしあえて、わざと全部出さずに小出しに改善しているに違いありません。
そうすることで売る方は毎回ここが前作より良くなりましたよ、と言うことができ、買う方は新作を買うたびに快適になってると思うことができる。
断っておきますが妄想です。
さて、これを書いてる時点で既に最新作ではなくなってるピクロスS7ですが、その気になる新要素とは!?
まず、クリップピクロスの解放条件にメガピクロスの問題クリアが追加されました。
いままでは普通ピクロスだけでしか解放できなかったということかな。
まあクリップピクロスまで全部解きたいという人は他のも全部解くだろうからどちらでもいい気がしますが。
次に、タッチパネルに対応しました。
まだ対応してなかったんですね。これは盲点でした。
そういうことなので、もちろんタッチ操作でプレイしました。
結論から言うと、そんなにプレイしやすくもない。
タッチ操作にはホールドとスイッチの2種類があります。実はただ画面をタッチすればいいというわけではなく、ボタンを併用します。
普通のピクロスだと、マス目に入れるのは塗りつぶしと×印○印の3種類です。それぞれに対応するボタンがあり、そのボタンを押してタッチするとマス目に書き入れることができます。
ホールドだと、例えば塗りつぶし用のボタンを押しっぱなしにしてタッチすると塗りつぶせるということ。スイッチはボタンを1回押すと塗れる状態になり、もう1回押すと解除される。
人によって好みはあるとは書いておきますが、ホールドはプレイしにくかったです。
またデジタル版パズルによくある特徴で、問題が難しくなると盤面が大きくなる代わりにマス目が細かく小さくなるというのがあります。
そうするとどうしても発生するのが誤タッチです。
間違えるのは仕方ないとして、このゲームは初期設定では間違いの自動修正がオンになっているので、誤タッチした場所によっては即座に別のマークに変えられてわけわからなくなったりします。
なので自分は自動修正はオフにしてプレイすることにしました。
このシリーズにはカラーピクロスという問題も収録されてるのですが、カラーでタッチ操作の場合使うボタンが色の数だけ増えます。はっきり言うと面倒くさいです。ボタン操作のほうが使うボタンを少なくもできて楽です。
なんでせっかくタッチパネルに対応したのに逆に面倒な操作方法になったんでしょうか。
それは、次回作以降でちょっとずつ改善してプレイしやすくしていくためではないでしょうか。
そのためにあえて今更こんな仕様でタッチ操作に対応しようというのです。
わざと最初はプレイしにくいものを作り、それを少しずつ良くしてみせてやればプレイヤーは常に前より良くなってるという気になる、そういう戦略なのです。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
スペードの国のアリス ~Wonderful White World~
女性向け恋愛ゲーム。不思議の国のアリスをモチーフにしている。主人公以外フルボイス。
主人公の初期名はアリス=リデルというそのまんまストレート。名前は変更可能だけど、アリスのままだと名前を呼ばれるとき発声される。
主人公は不思議の国でルイスキャロルという男に救助されるが記憶が無い。
なんだか用語がやたらと出てきます。その都度解説は見られる。
最初に出会う偽ルイスキャロルの言動やこの世界で起きる現象が奇天烈なものばかりで、なるほどこれが不思議の国のアリスモチーフということか、と思う。
ハートの国のアリスというゲームから始まったシリーズで、このゲームで5作目らしい。出会う登場人物たちはそれまでの関係性を記憶しているけど、主人公だけは記憶が無くなっていてわけがわからないし、初見プレイヤーにもわけがわからない。
この世界では主人公は「余所者」という特別な存在で、誰からも好かれるというまるで恋愛ゲームの主人公のような状態。
どうやら引っ越しという異動人事のすごい版みたいな現象が起きて、住人の役割や派閥、更に土地までもシャッフルされたらしい。そして引っ越しの際に主人公の記憶が消えたみたい。そういうことあるよねー的な反応をみんなしてくる。
住人たちは特定のルールに従っている。そして領土を取り合い争ってもいる。
別のゲームでもメルヘンとマフィアの取り合わせがあったんだけど、人気のモチーフなんだろうか。
それにしても登場人物が総イカレポンチというとてつもない状態。この中から選んで誰かと恋愛するんですか? って思っちゃった。まあでも、せっかくゲームだからどこにでもいそうな人間と恋愛するばっかりじゃつまんないか。
最初にルイスキャロルの所属する白の領土に連れられ、主人公は滞在地を決めるためほかの3つの領土を見て回ることになる。
そして各地で主要人物たちの醜態を拝むのだった。
結局滞在地として選べるのは白の領土か帽子屋屋敷の2つ。これをどちらか選んだら体験版終了。
エキセントリックな登場人物ばかりで、主人公がツッコミ役になってて忙しい。
レガシー:忘れ去られた門
探し物パズルゲーム。ダークネス・アンド・フレイムと仕様は共通。プロコン使用不可。
学芸員のダイアナ(名前がゲーム中に出た記憶は無い)が夜の博物館で突然マヤのカレンダーに開いた異世界への扉に引き込まれた。
辿り着いたのはマヤ文明に似た別世界。現地のシャーマンの助けを借りて元の世界に戻りたいです。
描き込まれた背景の中のアイテムを見つけ出しパズルを解く、という流れ。
ミニゲーム系のパズルは見つけてもほとんどパーツが足りない状態。まずはパズルを使える状態にするのが先決。
Joy-Conで動かすカーソルは最初遅くてだんだん加速する動き方。もうちょっと速く動くように設定できたらいいのに。
色んな所のボタンが石をコツコツするみたいな音で楽しい。
結構な頻度で出てくるパズルを解きながら、シャーマンとともに元の世界に戻れる門のところまで行くと、トフンガという別のシャーマンみたいなのに邪魔されて体験版終了。
まだ使ってないアイテム、開けてない宝、挑戦してないパズルなどが割とあったんだけど、もうちょっと先に進んでから戻ってきてプレイできるということなんだろう。
春ゆきてレトロチカ
桜庭ななみ、平岡祐太主演による謎解きアドベンチャーゲーム。
実写のようなグラフィックを誇るゲームは数あれど、実写のゲームというと極めて少ないです。やっぱりお金がかかるっていう話も聞きました。
本作は実写のミステリードラマを見て、謎を推理してストーリーを進めていくゲームです。
なお、動画配信は禁止というアナウンスが最初にあり、スクリーンショットも撮れませんでした。
舞台は2022年春、ミステリー作家の河々見はるかの元に考証を手伝った学者の四十間永司が訪れて、自分の実家の調査に来ないかと言う。
四十間家には100年に一度咲くという四十間桜があり、丁度その開花の年に当たる今年は桜参りという行事が行われる。
しかし、つい先日その桜の根元からは100年前に殺害されたとされる白骨死体が発見されている。
永司がはるかと編集者の山瀬を取材と称した調査に招く理由となったのが、この白骨死体の謎と四十間家に伝わるという不老の果実トキジクについてである。
問題編となるドラマの中に手がかりは出てきます。なのでちゃんと見ないといけないですね。最近の若者は集中力が無くて80秒以上の映像を見続けることができないとか聞きますが、そうすると難しいですね。
映像は戻したり進めたりできます。途中出てきた選択肢の前に戻って選びなおしとかはできない。
謎が提示されたら、河々見はるかの脳内推理空間にて推理の始まり。
ここで一番スティックやボタンを動かすことになるんだけど、あくまでも推理こそがゲームの中心で、脳内で行うのはそのための情報整理といったところです。
謎と手がかりから仮説を組み立て、推理を行います。
画面内には論理の路というのが現れて、そのタイル状の盤面には謎が置いてある。謎に隣接するように手がかりを置くと仮説が立てられます。
手がかりがたくさんあったとしても、どれがどこに置けるかは決まってるみたいなのでそれを探すのは総当たりでもできます。
そうやって情報と推理の材料をどんどん増やしていって、納得いったらドラマに戻って推理を披露しましょう。
序章の謎はお遊びみたいなものだけど、1章からは本格的になってくる。いやまだ簡単なのかな。
1章は100年前に四十間家の者によって書かれたという小説を読むという展開で、劇中劇ということになり、その小説の中で起きる事件を作中の人物の視点で推理して解きます。
ミステリーを一発で解いたりするのは得意じゃないので軽くミスりながらも、だいたいは分かりました。
間違えた選択をすると、ドラマ部分が明らかに違う空気になり即ゲームオーバーです。
1章はこの謎を解けば終わり。ミスはちゃんとカウントされていて、最後に評価と得点が発表されます。なんか高いといいことあるんですかね。やり直せば絶対満点取れるんだけど。
体験版では1章まで。この後はトキジクを絡めた四十間家の跡目争いとか始まるのか、もっと伝奇的な内容になっていくのかまだわかりませんが、時代を追いながら4つの殺人事件に挑むことになるってありました。
ということで、今回はここまでです。
つづく。