多分今年は織姫と彦星の間にアクリルボードというネタが飽和状態になると思いますよ。来年まで温存しておくのをお勧めします。
さておき、ここからは全て体験版の感想とかを書いてます。
レイジングループ
スーファミみたいなRPGをリリースしまくってることでお馴染みのケムコによる、テーブルゲーム人狼をアレンジ解釈したフルボイスノベルアドベンチャーゲーム。
テレビアニメのエンディングみたいなオープニングムービーからスタート。
基本的なルールとして、このゲームでは選択肢を選んだ瞬間に分岐し、先にした選択が離れたタイミングで影響することはないらしい。
そしてバッドエンド、つまり死ぬことを繰り返さなくては本当のラストに辿り着けないシステム。
様々なルートに散りばめられたキーを手に入れていくと、新たなルートに進める。
逆にキーの無い初回は、2択の片方が全てロックされていて死への一本道を突き進まなければならない。分岐があるといっても、ストーリーは一本道とみなせるか。
主人公の房石陽明は死んだ後に記憶を保持したまま、選択肢のところからやり直せる能力持ち。この能力ですべての惨劇を未然に防げるのだろうか。
オプションのルビレベルは多がいいんじゃないでしょうか。ゲーム内の固有名詞を1回見たら全部覚えられる人には不要だろうけど。
また、オプションから残酷表現のオンオフができる。残酷表現をオフにすると該当箇所が伏字になる。
陽明はわからないこと、不明なことこそ恐怖だって散々言ってるのに、システムでその恐怖部分をわからなくするというのがなんか矛盾してるみたいで面白い。
シナリオはちょっと可笑しげなやりとりでキャラクターに親近感を抱かせておいて、深刻な事態に放り込む手口。
ゲーム中でたくさん説明はあるけど、人狼のルールは予備知識として知っておくとより理解が早いのは間違いない。
体験版で遊べるのは、最初のメインルート丸々1本+α。今までプレイした体験版で一番長い。
ドラクエの体験版のときもだけど、長くプレイすればするほど途中までプレイしたゲーム感が出てくるのが困る。
最初のルートは、村に入る前から始まって毎夜の話し合い(人狼ゲーム)を繰り返して、村からの脱出を狙うところまで行くのでストーリー上でもかなりボリュームある箇所だと思う。
誰がおおかみなのかわからないのに、住人の誰かひとり殺すのを指名するとかゲームの住人たちも結局できないままずるずる進んでいくし、プレイヤーとしても正直キツイ。
最初のメインルートが終わるときには、誰がおおかみなのかが判明するので、そうなるとあいつらをやらなければいけないとやっと思える。そのためにも最初の死に至るルートは必要かな。
死んでやり直したらおおかみが変わってるとか、ないですよね。
執事のプリンスさま
女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。いろんなメディアで展開されてる人気作らしい。
主人公は名前変更可能な山田花子……前にも別のゲームであった名前、今人気の名前なのかな。主人公は芸能事務所の社長である叔母に頼まれたバイトを引き受けるが、それは女の扱いが下手なイケメンたちを執事にして3か月のお嬢様生活をせよ、というものだった。
ゲームはプロローグと、3人の男性キャラのルートそれぞれ1章。キャラクターボイスは無し。
3人のイケメンはあらかじめ残念キャラだとわかってます。
米倉翔平は人気俳優。とにかく甘やかしてくるけどやたら触ってもくる。そして風呂を勧めてきたあと一緒に入るのが執事の仕事だと言ってくる。それで押し切って初対面なのに2人で入浴。流石にドキドキ通り越して笑う展開。アホでしょ主人公も。ちなみにこのとき乳首見えてます(米倉)。風呂から上がった後、猫を被るのをやめて本来の俺様気質を見せはじめる。
輝良ようすけは海外でも活躍するモデル。ドS執事という触れ込みで、常に笑顔のまま主人公が恥ずかしがることばかりをして喜ぶ。執事だからという理由で浴室や寝室にノックせず現れる。行動のほとんどがイケメンでなければ警察沙汰。
神咲慎はアイドルで実は主人公の幼馴染。執事の仕事だからと、ケーキを手で持って食べさせてくる。毒舌執事らしいけど、その様子はまだ出てこない。代わりに、離れて以降も主人公のことが好きだったらしきことが、会話してると駄々洩れに出てくる。主人公は大学4年で、引っ越しで神咲と離れ離れになったのは小学校低学年らしいので、神咲は随分長いこと忘れられなかったんですね。
1章だけみると、かなり主人公のほうが振り回され弄ばれてる。ずっとこのままってこともないだろう。
立ち絵の手がやけに大きく見えるのだけど、違うのかな、顔が小さいのかな。多分そうです。
ノラと皇女と野良猫ハート2
タイトルでわかるように、ノラと皇女と野良猫ハートの続編で成年向けPCゲームの家庭用機版。
冥界の北の北の北にあるアンクライ皇国に住む皇女アイリスは、忘れ去られようとする母国を人々に思い出させるため地上にやってくるが、夏の暑さに負けて倒れてしまう。アイリスを助けるのは主人公反田ノラ。
登場人物は前作からスライドで舞台も共通。季節は夏。冒頭で夏といいながら、冬の代表的な星座のオリオンが光るという語りがあるけど、オリオン座は夏でも見ることは可能です。冬より難度は上がりますが。
前作で脇役だったキャラクターがメインヒロインに昇格し、更に新キャラクターのアイリスとノエルが加わる。
今作でヒロインになったノブチナはおっぱい小さい女子だけど、代わりに新ヒロインのアイリスはバスト1m超なのでプラマイゼロとなります。
前作がどう結末したのかは知らないけど、主人公のノラがヒロインの誰かと特別くっついた感じはない。しかし、ひとつ屋根の下に大人の存在なしに男一人、若い女多数という生活をしているらしい。多分乱れた生活。乱れきった生活。
ノラが猫になるのは知り合いの間では周知の事実と化したらしく、最初から猫の姿で登場。
ひとつのことにその場にいる登場人物が次々言葉をはさんでくるというパターンがずっと続くので、基本的に話の展開が遅いです。
前作にもあったナレーションは健在なものの、やや影が薄くなった印象。
冥界にはカセットテープやプレイヤー、テレビゲームはあるみたいだけど携帯電話は無いらしい。
パトリシアたちエンド家に復讐を誓うアイリスが一通り大騒ぎした後みんなと仲良くなってカラオケに行って、主題歌が流れて(この主題歌はマスターボリュームを絞ってたのに爆音)、キリがいいから体験版も終わりでいいかなって思ったら終わらない。
夏ということで、ノラたちが海の家でバイトをしているところから始まるので夏休みかなって思ったら普通に学校ある。
登場人物のほとんどが常時ハイテンションなためか、体感だけどセリフの3分の1は叫んでる感じ。うるさいです。舞台劇かよって思った。
前作今作ともに、メニューを出してるとPlaytimeが表示されるのだけど、数字の見かたがわかりません。
げっし~ず 森の小さななかまたち
人気キャラクターげっし~ずを題材にしたコミュニケーションゲーム。
森の中で暮らすげっし~ずのもとに、しあわせな気持ちで育つというしあわせの木のタネが届きます。疑うことなく木を育て始めるげっし~ず。
木を育てるためのしあわせは、げっし~ずが満腹になったときやご機嫌になったときに増えます。木は出てきたしあわせを吸って成長。
げっし~ずは、アクセサリやもようがえオブジェなどの欲しいもののリクエストを出してきます。プレゼントしてあげましょう。
リクエストが何で作れるか素材が表示されるので、まずげっし~ずを派遣して採取させてきます。
素材がそろったら、作業台でげっし~ずに作らせます。完成したらげっし~ずにプレゼントです。ほぼげっし~ずが自己解決できてる気がするけど、プレイヤーはおうえんできるからね。
そのあとはミニゲームのお誘いやフリータイムみたいなのがあって、1日が終わります。
しあわせが一定量になると木が成長して、その段階によりげっし~ずが行けるエリアが解放されていきます。
木を2段階成長させたら体験版は終了。
とにかく何か触ってさえいればしあわせがたまっていきます。
みんなピヨピヨひよこみたいな鳴き声出してる。
WORK×WORK
Switchのアイコンを選んだ時のタイトルと、実際のゲームのタイトルが違ってると検索のとき面倒。このゲームは画面ではWORK WORKと表示されているのに、eショップではWORK×WORKと、×が真ん中に入ります。
このゲームはロールプレイングゲームですが、プレイヤーは客が勇者となってダンジョンを攻略するアトラクションで客をロールプレイングさせるインストラクターのロールをプレイングします。
主人公の新人インストラクターには、ちゃんとスタローンと名付けたのに登場するほとんどのキャラにポチ夫と呼ばれる。
キャラクターは厚みのある板みたいなグラフィック。
体験版では2章が終わるまで。ひとつのダンジョンを数回制覇するとそのダンジョン攻略となってそれで1章。
体験版の範囲では、ストーリーは主人公のエピソードというより、最初の客となった王子が中心になって進む。
ダンジョンへのツアーは、ストーリーが進むメインのツアーと何度でも入れるサブのツアーがある。メインのツアーはクリアしていくと、どんどん推奨レベルが上がっていくので、多少はサブツアーも交えてプレイ。でも推奨レベル以下でもクリアできます。
ダンジョンでのバトルは、ツアー客の勇者たちとモンスターが全員オートで戦う。モンスターは殆どアトラクションのスタッフという設定。
勝手に戦っているところにインストラクターとして時々割り込んで、客を勝利に導くのが目的。
少し前にプレイした遙かなる時空の中で7と、やや似ているシステム。
敵味方が誰に攻撃するかは全部見ることができるので、タンク役に攻撃が集まっているのを確認してガードの指示とかが基本戦術。
あとは複数いる敵に対して客は攻撃を分散させがちだったので、ターゲットを集中させて数を減らす指示も出したい。
ということで、体験版プレイした限りでは全体への指示は全員ガードか、敵1体への攻撃集中しか使わなかった。
一度割り込むともう一度割り込めるまで時間がかかるので、例えばタンクにガードさせてうしろのキャラに回復させるとか2つ以上の指示を出すのは難しい。
味方より敵の動向チェックしてればなんとかなりそう。1手先が読めればなによりです。
割り込みできるタイミングが来ても、敵の全体攻撃の前に全員ガードさせるか、ちょっと待ってて全体攻撃の後に回復アイテムを使ってやるかなどの判断も必要。状態異常も防げるガードが有利そうだけど、ガードの指示を出すと当然攻撃の手が一旦止まるので、敵がその間にまた全体攻撃を狙ってきたりもする。そういう駆け引きもある。
登場人物は、自分勝手なキャラクターが多いかな。訳知り顔の怪しい妖精も謎。
2章クリアすると、セーブデータが体験版クリアデータとなりそれ以上プレイできなくなります。あとできるのは製品版への引継ぎ。
つーわけで、今回はここまで!
つづく。