ペルセウス座流星群は見ましたか。
極大期の前にテレビで何度も言っていたので、でもその夜は雲が出てる予報とも言ってはいたのだけど、実際には晴れてやがったのでちょっと外に立ってみました。
深夜なのにじんわり暑いなか、4、50分くらいで3つ流れるのを見ました。
リアルな数字でしょ。
日本の大都会埼玉南部なので、しかも月も近くに出ていて夜空はわりと明るかったから、見える個数は決して多くは無いものの、空の決まった方角をずっと見ていれば、まず間違いなく星が流れる日、というのが流星群の夜の貴重なところではないかと思います。
そんな星空に思いを馳せる人たちに向けた、スペースシャトルに変形するトランスフォーマーが発売されました(自然な導入)。
我が家の新戦士スカイリンクス登場です。
元ネタは戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010に登場したキャラクターで、現行の玩具シリーズでリメイクされました。
劇中ではそこそこ活躍したキャラなのだけど、特異なタイプだからかリメイクの機会はこれまで多くなかったです。
スカイリンクスは大きく2つのモジュールからなります。
まずはスペースシャトル。
スペースシャトルと聞いて大体の人が思い浮かべるのはNASAのスペースシャトルのオービターと呼ばれる、いわゆる宇宙機本体の部分だと思います。
ほぼそんな感じなんだけど、やや違いますね。
NASAのやつは白ボディに底面が黒で、前のほうは学校の上履きみたいになってるかと思います。
スカイリンクスはゴールドがあしらわれて、全体的によりシャープなラインになってます。
だからこれは、トランスフォーマーオリジナルのシャトルなのかなと思うと、側面にもろにNASAのロゴが書いてあります。
NASAって書いてあるってことは、公認ってことですかね。
だったらパッケージにもNASAのロゴが載っててもよさそうだけど、目立つところには発見できないです。
本体にプリントされたロゴはワームと呼ばれるタイプのロゴで、過去の一時期実際に使われていました。
スペースシャトルに書かれていたロゴもワームです。
現在はそれ以前に使われていた、ミートボールと呼ばれる青丸のロゴに戻っています。
今は使ってないからといって、フリー素材にはなってないと思う。
他にはMagnificenceと書いてあります。その位置が大体スペースシャトルの名前、エンデバーとかディスカバリーとか書いてある場所なので、マグニフィセンス号とでもいったところでしょうか。
もう一つのモジュールはトランスポーターです。
スペースシャトルの運搬車といえば、世界最大級の巨大運搬車が有名です。世界で一番大きい車両だったときもあります。
組み立て棟から発射台までシャトルを運搬するためのもので、そのときシャトルはオービターに燃料タンクやロケットとかが全部合体した状態で、垂直に立たせた状態で運ばれます。
このトランスポーターは小さいので、着陸したオービターを打ち上げできる施設へ運ぶための物とか想像。
合体します。
MP-44と並べるとこんな感じ。
自動車や機関車とかがキャラクター化して喋る作品とかあります。
スペースシャトルも喋ったらいいですよね。
はいどうぞ。
ごきげんよう。我輩はスカイリンクス。
通称空飛ぶ山猫、スカイリンクス。どの辺が山猫? とか思わないように。
変形は超簡単です。見えてる部分がそのまま手足になり翼になります。
エフェクトパーツを取り付けることができます。
人型のロボット形態を持たない、変わり種のトランスフォーマーです。
いっぱいつけてみる。
映像作品で登場しているのは2010くらいじゃないでしょうか。
なので2010時のスカイリンクスというキャラクターを紹介します。
この怪獣みたいな見た目に反して理知的で尊大、パワーで向かってくる相手に対し小回りを利かせテクニックで退けるといったキャラでした。
日本では役職が輸送員となっていて、実際劇中でも兵員の輸送を担う場面もありましたが、DVDの冊子などでは海外版の役職を直訳して副司令官と書いてあります。
テックスペックの能力値も全て高い数値で、地位は9となっています。
2010ではエンディングテーマの歌詞にある、ウルトラマグナスナンバー2がファンにはお馴染みですが、ウルトラマグナスの地位は8で、総司令官ロディマスコンボイの地位10に次ぐナンバー2は実は、副司令官という役職でもあるスカイリンクスであると言えます。
そんなスカイリンクスですが、当時日本では玩具は発売されませんでした。
当時のタカラ以外の玩具でもハズブロが販売できる変形玩具はトランスフォーマーに組み込まれることがありましたが、スカイリンクスもその1体です。
当時玩具のスカイリンクスを開発したのはトミーでした。
知っての通りトミーとタカラは後に合併しており、合併後トミーの倉庫で廃棄されそうになっていたスカイリンクスの金型が発見されて、奇跡の復刻版が国内で販売されることになりました。同様の経緯でオメガスプリームも復刻されてます。
上下に分離できるスカイリンクスは、分離した状態でもそれぞれ変形します。
2つのモジュールは同一の人格を有しているという、人間には理解しにくい状態です。
2本の腕を同時に動かす感覚で、2つの体を同時に動かせるんですかね。
上になるシャトルは、始祖鳥に変形します。
始祖鳥ってこんなだっけ? って思いました?
は? だったら始祖鳥見たことあるんですか?
誰も見たことない本物の始祖鳥が、適当に復元された羽毛の生えた恐竜みたいなのじゃなくて、こんな無機質なやつだった可能性だってありますけど?
首のあたりなんかは、復元されてない始祖鳥の骨格標本のままのイメージに近いかも。
とにかく始祖鳥です。
始祖鳥には歯が生えてたらしいですよ。
下のトランスポーターはピューマにトランスフォームします。
ピューマは流石に文句ないでしょう。ピューマの画像とか調べないでいいです。
猫科です。
この状態でも運搬能力はあります。
プラズマジカがライブするスペースもあります。
リメイク版の追加要素として、基地に変形できます。
スロープというには過酷な傾斜。
シャトルの背面を開くと、金色になっています。
スペースシャトルって、開くと中に金色のくしゃくしゃしたものが入ってるイメージなので、それを再現してあるんだと思います。
大きさは、我が家にいる本物のピューマと同じくらいです。
スカイリンクスのリメイクとして、これ以上ないくらい最高です。
数年前のユナイトウォリアーズのときにスカイリンクスは合体戦士の一員としてリメイクされていたのですが、コレジャナイ感によってスルーしてました。
今回のアースライズ版は決定版と言っていい出来です。
機構は非常に単純なので、複雑変形が好みの人には合わないでしょうが。
あとこれに足す要素があるとしたら電動歩行くらいでしょうか。
来年もコマンダークラスのトランスフォーマーはあると思うので、どのキャラが選ばれるのか楽しみです。
ジェットファイアー、スカイリンクスという、超巨大ではないけど大きいことに意味があるキャラが選ばれているので、可能性があるのは絞られてくるのだろうけど、トランスフォーマーの次の展開がビーストウォーズになるという噂もあるのでそうなってくると予想も難しいですね。