最初に情報を見たときから、これは…… 好き! と思っていたウインドブレードが手元に届いてから1か月くらい、ゲームもしないでチマチマ組み立てたり磨いたりしてやっと完成したので、まあちょっと見ていってくださいよ。
フレイムトイズというメーカーの風雷模型とは、トランスフォーマーを中心にかっこよくアレンジしたスタイルのプラキットのブランドです。
トランスフォーマーだけど非変形。その代わりに可動域にはこだわって作られてます。
ただ、残念ながら日本での販売は行っていないので、今回は闇のルートから入手しました。
ウインドブレードはトランスフォーマー30周年のときに作られた、トランスフォーマーの歴史の中では比較的新しいキャラです。
トランスフォーマーファンにいろんな要素を投票で決めてもらって、完成したのがジャパニーズゲイシャサムライガールという謎の出来事でしたね。
今回はすごい美人にデザインされてありがとうございます。
最近はトランスフォーマーでも女性キャラが結構発売されているんだけど、だいたいもうちょっと強そうな見た目ですね。
組み立て難度はそれほどでもないです。
ただ、細身なうえバラバラのパーツが組み合わさって手足ができるという構成なのでパーツのひとつひとつは細かいです。
そして輪をかけて小さいのがシール。
説明書はフルカラーでわかりやすいです。ところどころ英語の注釈がありますが、ゲート切れ、組む前にシール貼るの推奨、接着推奨の3つだけだったかな。
プラモ組み立て経験者なら問題ないでしょう。
無塗装です。
塗装はあんまりやらないんで今回も極一部を除きやめときました。
しかし頭飾りや関節部は成形色のままではとてもゴールドとは言えない見た目だったので、ハセガワトライツールシリーズ ゴールドミラーフィニッシュというディテールアップツールを使いました。
極薄シートを貼っているわけですが、極薄とはいえ貼る位置が関節なのでちょっと削ったりも必要で手間かかりました。おそらく塗装のほうが簡単。
ABSを割る心配がない利点はあります。特に関節だし。
やっぱり金部分だけはひと手間かけた方がいいと思いました。今回はこれで満足。
ちなみにだけど、これを書いてる時点ではamazonだとゴールドミラーフィニッシュはアダルトグッズ扱いなので18歳未満の方は検索とかしないでおいてください。
これも気に入ってたんで、遊びやすいようにちょっと手を入れてます。
比較しますか。
同じキャラだということが納得できたでしょう。
風雷模型版。
面白いことに顔の隈取はほとんど同じデザインです。
レジェンズ版。
可愛い版のウインドブレードを見た後だと、レジェンズ版は美人は美人でも、子供を泣かせて無病息災を願うタイプの美人っていう感じがします。
当時はレジェンズ版も普通に美しいと思ってましたよ。
まだここから可愛くなる余地を相当残してくれてましたね。
脚は大きく動かせる、そしてパーツの移動からの見た目の崩れを防ぐためかお尻に可動部がある。こだわりの尻可動。
ちょっと試作モデルの画像を貼ります。
背中のウイングとか足首とか色々違う形状がありますが、試作段階だと製品版よりかなりプリケツだったのだということがわかりますね。
自分は製品版デザインで気に入ってるので、試作版はちょっとプリケツ過ぎるかなと見えます。
あとスタンドにぶっ刺してるようだけど、製品版にはスタンドとの接続部はないです。
足首はハイヒールなのかハイヒールじゃないのか独特な形状で面白いです。
足の甲の部分の黒いパーツを付けると干渉があるのかつま先が少し上を向いちゃいます。
本来のデザインはまっすぐ平らなんだろう。
でもつま先が上がるとそれはそれで、ぽっくりのような感じにも見えてキャラにあってるという気もする。
それはいいんだけど、足の接地面積が流石に小さすぎて普通に立たせるだけでもバランスにかなり気を使う。
あとは両膝を閉じる方向の可動があればよかったんだけど、そこはプラモデルなので不満点があれば勝手に改造してください、というところもあるかもしれません。
武器は刀がうれしい二本。
そのほかのオプションパーツは刀持ち用の手だけです。
美少女可動フィギュアやプラモは最近とても多くなってきてますが、関節の問題があります。
やっぱりどうしても見た目を損なってしまうので可動自体を嫌う人もいるようです。
しかし、美少女ロボなら話は別です。
関節がバキバキのむき出しでも何の問題も無いです。
このウインドブレードは胸部と腹部がボールジョイント(ガチガチの固さ)でつながっていて、その機構を利用して上体を反らしたり屈ませたり、伸ばした状態なら胸から上をひねったりもなんとかできます。
この構造を生身のキャラに採用するとかなりエグイ見た目になることは間違いないでしょう。
でもロボなのでちょっとお腹の内部が見えても平気です。
むしろ内部にもゴールドをあしらったりしてみます。
あとロボなら無表情でもOKという利点もあります。
トランスフォーマーは別に無表情ロボではないですが。
首の後ろがぐりっと空いてるのは着物のデザインですね。
肩はアーマーというか、パフスリーブのような印象を受けます。
背中のウイングと機首が航空機に変形するトランスフォーマーだと示しています。
下のほうの小さい羽根で、着物の帯感も出してるんじゃないかと解釈しました。
女性型マスターピースと。
アーシーは足に合金パーツがあって重心が下げられてます。
ブラックウィドーの足は小さいと思ってたけど、意外に大きいのかも。
断トツで立たせにくいウインドブレード。
トランスフォーマーのプラモと。
3体とも別々のメーカー品です。
トランスフォーマーファンの中には変形しないものは邪道、くらいに思ってる人もいるみたいですが、それは放っておいてこっちは勝手に楽しみます。
実はトランスフォーマー製品にも変形機構を無くしたアクションマスターなるものが過去にあったりしましたが、解説本トランスフォーマーアルティメイトガイドの中では進化の道を踏み外した存在と扱われてます。
先日のこと、フレイムトイズのブランドのひとつ鉄機巧(くろからくり)が、待望の日本展開することが発表されました。
鉄機巧とは、簡単に言うとトランスフォーマー版のメタルビルドといったもので、非変形で可動やスタイルに特化した完成品高額トイです。
同じフレイムトイズの風雷模型は要組み立てのプラキットなので比較的安価です。
鉄機巧が国内展開を始めるので、風雷模型の国内展開もいずれ発表されることを期待してもいいのじゃないでしょうか。
そして、ここまで読んでくれた人がメカ美少女とかいう新たな嗜好に目覚めることも期待しちゃおう。
プラモといえば、ガンプラを積んでましてね。
2つだけなんだけど、HGのアッシマーとチナッガイ。
それも未開封で積んでるとかじゃなく、組み立てかけで数年経過してるという状態。
それはおいといてウインドブレードは一気に完成させたわけで、やればできるってことなんですよ。
やればね。