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実写映画トランスフォーマーシリーズ5作の時系列を整理したい

ついに年表を統合するという禁断の行為を行ってしまいました。

 

右の略称は1作目のトランスフォーマーがTF、リベンジはRoTF、ダークサイドムーンはDoTM、ロストエイジAoE、最後の騎士王はTLKとなっております。

実写映画トランスフォーマーの時系列を整理したい - TMGP覚書ブログ

実写映画トランスフォーマーリベンジの時系列を整理したい - TMGP覚書ブログ

実写映画トランスフォーマーダークサイドムーンの時系列を整理したい - TMGP覚書ブログ

実写映画トランスフォーマーロストエイジの時系列を整理したい - TMGP覚書ブログ

実写映画トランスフォーマー最後の騎士王の時系列を整理したい - TMGP覚書ブログ

 

 

太古 ユニクロンが地球になる TLK
6500万年前 創造主の船団が宇宙各地で有機生命を金属化させる AoE
  クインテッサがトランスフォーマーの創造主になる TLK
太古の昔 起源不明のキューブ(オールスパーク)が存在
トランスフォーマーを生み出す
トランスフォーマー平和に繁栄する
TF
紀元前
1万7000年
7人のプライムたちが地球に太陽を破壊しエネルギーにするマシンを建設
生物のいる星の破壊は掟で禁じられていたがザ・フォールンが強行
ほかのプライムたちと争いになる
マシンの鍵となるリーダーのマトリックスが隠される
RoTF
  メガトロンが反乱 戦争が始まる TF
  キューブが失われる TF
  サイバトロン星は荒廃しオートボットは劣勢に立たされる DoTM
  センチネルプライムとメガトロンが秘密の取引 DoTM
  メガトロン キューブを追ってサイバトロン星を発つ TF
  1隻のオートボット船アークが秘密を積んで脱出するが破壊される
これはセンチネルがのちに地球でメガトロンと合流するためだった
DoTM
  トランスフォーマーによるキューブの捜索 TF
紀元前1万年 キューブが地球に到達 TF
数千年前 シーカーたちがエネルゴンを探しに地球に来る RoTF
数千年前 メガトロンが地球に墜落 氷漬けになる TF
  オートボットの騎士がクインテッサの元から杖を持ち出し地球に行く TLK
484年 キャメロットの円卓の騎士と12人のオートボットの騎士が共に戦う TLK
  魔術師マーリンの子孫はウィトウィック騎士団となる
その後の名士や著名人も名を連ねる
TLK
  地球上の各地で起きた戦いに様々なオートボットが参戦していた TLK
1897年 アーチボルドウィトウィッキーがアイスマンを発見 TF
1913年 初代セクター7がキューブを発見 TF
80年前 フーバー大統領によってセクター7が設立 TF
  考古学者は世界中の遺跡でサイバトロンのマークを発見していた RoTF
1932年 サイバトロンのマーク撮影される RoTF
1934年 アイスマン(メガトロン)をフーバーダムの下に移送 NBE-1と呼称
1935年以降 NBE-1は低温保存される
TF
第二次世界大戦 ナチスの拠点への襲撃にバンブルビー(ZB-7)とホットロッドが参加 TLK
1945年 時計に擬態したトランスフォーマーヒトラーを暗殺 TLK
1959年 ソ連のルナ3号が月の裏側を撮影 DoTM
1961年 アメリカニューメキシコ州電波天文台がアークの月面墜落時の衝撃を探知
有人月面着陸が計画される
DoTM
1963年 ルナ4号が月の裏側を撮影
大量のスペースブリッジのピラーが運び出されているのが撮影される
DoTM
1969年7月16日 アポロ11号月面着陸成功
アポロ11号の極秘ミッション 月の裏側で墜落したアークを調査
DoTM
1986年 チェルノブイリ事故
回収したアークのエンジンの実験を行っていた
DoTM
数年前 火星探査機が火星の地表でトランスフォーマーらしき影を撮影する TF

 

2007年 カタールの米軍基地をブラックアウトが襲撃 TF
  サミュエルウィトウィッキーが中古車屋バンブルビーを購入 TF
  バンブルビーの呼びかけでオートボットが地球に飛来 TF
  オールスパークキューブの所在が明らかになる TF
  キューブの消失とメガトロンの死 TF
  セクター7解散 TF
2009年 ディセプティコン8か月で6回出現
オートボットと人間の秘密部隊ネストが対応
RoTF
  上海のディセプティコンをネスト部隊が制圧 RoTF
  サムがキューブのかけらを発見
キューブのパワーや知識はサムの頭に
RoTF
  海軍基地のキューブのかけらが強奪され メガトロン復活 RoTF
  最後のプライムであるオプティマスが戦死 RoTF
  ザ・フォールンが地球に再臨 同時に全世界にディセプティコンが侵入
更にザ・フォールンによる人類への電波乗っ取り放送
ついにトランスフォーマーを隠し切れない事態に
RoTF
  サムのキューブのかけらでシーカーのジェットファイア復活 RoTF
  サムがペトラ内部で風化したリーダーのマトリックスを発見 RoTF
  リーダーのマトリックスオプティマス復活 RoTF
  オプティマスがマシンを破壊しザ・フォールンに勝利 RoTF
2011年 世界にディセプティコンへの監視体制が敷かれている DoTM
  オートボット人間の紛争に介入させられている DoTM
  チェルノブイリでアークのエンジンパーツが発見される DoTM
  オートボットが月のアーク内でセンチネルプライムと
スペースブリッジのピラーを回収
DoTM
  リーダーのマトリックスでセンチネルプライムが復活 DoTM
  人類はセンチネルの脅しに屈服しオートボットの追放を決定 DoTM
  ディセプティコンの大部隊がシカゴを占拠 DoTM
  オプティマスがメガトロンとセンチネルプライム撃破 DoTM
  サイバトロン星のワープを阻止 DoTM
  オートボットと人間の同盟は解消 オートボットは保護区で管理される AoE
2014年 CIAのアティンジャーとロックダウン
オプティマスプライムとシードの交換を密約する
AoE
  CIA特殊部隊墓場の風によるトランスフォーマー狩りが行われる AoE
  KSIがメガトロンから得たデータで人造トランスフォーマーを生み出す AoE
  北極で金属化した恐竜が発見される AoE
  テキサスの発明家ケイド オプティマスプライムを購入 AoE
  メガトロンがガルヴァトロンとして復活
KSI製のトランスフォーマーを全て従え新生ディセプティコンとする
AoE
  オートボットとダイナボットにより新生ディセプティコン壊滅 AoE
  ロックダウンとアティンジャー オプティマスらとの交戦で死亡 AoE
  オプティマス 地球を脱出して創造主の下へ向かう AoE
2017年 トランスフォーマーが次々地球を目指してやってくる TLK
  準軍事組織TRFが全トランスフォーマーへの対策組織として結成される TLK
  キューバだけはトランスフォーマーを受け入れる TLK
  ケイド タリスマンと騎士の任を託される TLK
  生命のプライムクインテッサとオプティマスが対面
オプティマスは洗脳されネメシスプライムとなる
TLK
  サイバトロン星が地球へ向けて接近 TLK
  TRFは監視していたバリケードとメガトロンの会話から
マーリンの杖について知る
TLK
  ナミビア 中国北部 ヨルダンなど6か所に巨大な角状の物体が出現 TLK
  メガトロンとTRFの捕虜交換取引 TLK
  ヴィヴィアン マーリンの杖を発見 TLK
  サイバトロン星 地球に到達 TLK
  マーリンの杖を奪回し 地球滅亡を回避 TLK
  クインテッサ 人間の姿で地球に潜伏 TLK

 

 

なんていうか、大変ですよね地球。

何故かシリーズを通して過去に出来事をどんどん追加するというのをやってしまった結果がこれです。

それぞれの作品を単独で見る分にはノリでどうとでもなるんだけど、こうやって年表化して冷静に見てみると意味が分からないと気付いてしまいます。

 

それでは、ここまでほとんど無視してきた作品間の時系列でのつながりについて書いてみる。

 

 

まずユニクロンですが、地球が実はユニクロンだったと判明したくらいで他のことはほとんどわかってません。

ユニクロンとはアニメ映画トランスフォーマー・ザ・ムービーに登場した惑星に変形する超巨大な存在でトランスフォーマー全ての敵です。

地球が物理的にユニクロンであるなら、地球誕生の時点でユニクロンであるべきです。

ユニクロンが惑星になって太陽の周りを回り、その惑星が地球と呼ばれるようになったとでもいった感じで。

ユニクロンは超常的な存在でもあるので、地球は精神的にユニクロンであるということも考えられます。

ユニクロンが何らかの影響を受けて、地球にその精神を閉じ込められているというような状態です。

これだと歴史上のどこかの時点で、誰も知らない間に地球にユニクロンの精神だけが乗り移ったというようなことにできそうです。

ただ、最後の騎士王で地球各地に生えてきた6本の巨大な角は、地球の大陸がひとつに集まりパンゲア大陸と呼ばれていた頃の地図に照らし合わせると丁度6角形の頂点に位置するといいます。

なので少なくともパンゲアの時代、今から2億5000万年前には地球はユニクロンだったと考えられます。

 

いずれにせよ不明な点が多いので、とりあえず最初から地球はユニクロンだったことにしておきます。

 

 

トランスフォーマーの誕生に関しては不明です。

生命のプライムことクインテッサはトランスフォーマーから創造主と呼ばれているので生みの親なんだろう。

6500万年前の地球で創造主は生物などを金属化させて収集していた。

これはトランスフォーマーの身体を構成する物質の材料らしいので、この後トランスフォーマーを創造したと考えてよさそう。

 

また、キューブはトランスフォーマーを生み出す働きがあります。

機械にキューブのエネルギーを与えると命を持ったように動き出します。

いずれも狂暴だったけど。

地球の現代の技術は冷凍メガトロンの解析から得られたものなので、命を与えられるとどうしてもメガトロンの眷属になってしまうという解釈があります。

ロストエイジでKSI社製のトランスフォーマーに起きたことを考えれば納得です。

 

誕生の経緯が複数あることは、トランスフォーマーにとっては大きな問題ではないと考えます。

 

 

 

さて、地球と人類の歴史にトランスフォーマーがかかわってきていたという事実が何度も明らかになるシリーズですが、その設定を邪魔するのが、1作目の推定紀元前1万年から地球に存在するキューブと、数千年前から氷漬けのメガトロンという設定です。

 

 

トランスフォーマーと地球の一番古いかかわりは1万7000年前のプライムたちの来訪ということになります。

 

1万7000年前の地球でプライム同士でのもめ事が起きて、地球上にリーダーのマトリックスが隠されました。

ザ・フォールンによってマトリックス捜索のためのシーカーが地球に派遣されます。

これは数千年前と大雑把に言われてます。

1万7000年前からずいぶん経過してからのような気もするけど、多分ザ・フォールンがサイバトロン星に帰って、そこからシーカーたちを地球に派遣したという感じで時間がすごくかかったのかもしれない。

メガトロンが墜落したとみられているのがやはり数千年前。

多分シーカーたちの到着よりは後かな。

メガトロンはシーカーを派遣したザ・フォールンの弟子なので、メガトロンが同じ星に墜落したならシーカーからザ・フォールンに報告が入ってもよさそうだけど、シーカーはメガトロンを探せとは命じられてないので無視したという可能性もあります。

いやそうでも思わないと成立しないから。

キューブがサイバトロン星から失われたのは戦争が始まってからだと思う。

でも実はよくわかってない。

 

シーカーはキューブすら探してない。キューブを探していたのはメガトロン。

紀元前1万年からキューブが地球にあったなら、数千年前に来たシーカーはキューブを見つけることもできたはず。

シーカーはキューブを探せとは命じられてないから無視したという可能性があります。

 

 

ここまで整理すると、1万7000年前にプライムたちが地球を訪れ、ザ・フォールンだけが帰る。

ザ・フォールンはシーカーたちを地球に送る。

シーカーの目的はリーダーのマトリックスのみ。

その後戦争がはじまりキューブがサイバトロン星から失われる。

キューブはすごい速さで飛んで、シーカーたちを追い抜き紀元前1万年の地球に落下。

その後シーカーたちが到着。あとメガトロンもキューブを追って地球に墜落。

シーカーたちの出発後にキューブとメガトロンが地球に向かってきたのなら、シーカーたちがリーダーのマトリックス以外探してない理由になる、よね。

 

 

紀元484年にはクインテッサの杖を奪ったサイバトロンの騎士たちが円卓の騎士と共に戦っている。キューブには反応していなさそうで、マーリンの死後眠りについちゃう。

これ以降ウィトウィック騎士団が組織され、何の目的か早くから地球に来ていたオートボットたちの存在を一般社会からは隠しつつ、歴史上重要な戦いに共闘させている。

武士と一緒に映る写真とかあるし、アメリカの独立戦争にも関与していたとされる。

このころにも誰もキューブを発見せず。

 

ウィトウィック騎士団という設定が出てきたことで、セクター7とは何だったんだという気になります。

 

 

キューブがセクター7に発見されるのが1913年。

その後フーバーダムの分厚いコンクリートでそのエネルギーが探知されないように隠された。

フーバーダムの竣工は1936年。

キューブの移動は不可能だったと推測したので、フーバーダムの建設が始まるまで現在のフーバーダムの場所に野ざらしになっていただろう。

 

困ったことに地球に古くからトランスフォーマーが来ていたことになる度に、キューブ発見のチャンスがありすぎることになる。

 

 

メガトロン=アイスマンを発見したのはアーチボルドウィトウィッキーですが、その情報もウィトウィック騎士団ではなくセクター7へもたらされています。

ウィトウィック騎士団がメガトロンの存在を知ればオートボットの知るところともなり、オートボットがメガトロンを放置しておくとは思えません。

ウィトウィック騎士団という名前だけど、アーチボルドウィトウィッキーはかかわりを持っていなかったと考えたほうがよさそうです。

 

 

ウィトウィック騎士団は古くからオートボットと通じていて、その存在を隠してきた。

セクター7はトランスフォーマーを謎の金属生命体と考えながら、その正体は把握しきれずにいた。

アメリカはセクター7を擁しながら、ウィトウィック騎士団とも当然かかわりがあったと考えられる。

しかしオートボットにはセクター7の持っていたキューブやメガトロンに関する情報は全く渡っていなかったので、セクター7とウィトウィック騎士団はお互いの存在を知ることなくコントロールされた情報を与えられていたということになる。

ウィトウィック騎士団に渡る情報はオートボットにも渡ると考えられるので、アメリカのような国がオートボットに対してある程度の優越的立場を得たいと思ったとき、与える情報を絞ることはあると思います。

アメリカの秘密組織であるセクター7はNBE-1ことメガトロンを一生懸命解析してたけど、その一方でトランスフォーマーナチスへの攻撃に参加していたことなど、アメリカが持っているトランスフォーマーの機密情報は何も与えてもらえてなかったことになる。

これじゃあセクター7がバカみたいじゃないですか。

トランスフォーマーはずっと歴史にかかわり続けてたのに、それを知らずに探し続けたなんて。

 

 

1961年にはアークが月の裏側に墜落。

この時代にもオートボットが地球にいたはずだけど、誰もこの事実に気付かず。

 

アポロ計画の頃には確実にディセプティコンも地球に入り込んでいて、アークに積まれていたスペースブリッジのピラーを運び出している。

しかし当時ディセプティコンにメガトロンやキューブといったセクター7の機密情報が盗まれることはなかった。

 

 

2003年頃、おそらくディセプティコンが火星で探査車を壊す。

ここまでの歴史を考えると、なんで今更火星の探査車なんか壊さなきゃいけないのかさっぱりわからない。

 

 

これ以降は実写映画で描かれる流れと同じとなっていきます。

恐らくサムが℮Bayへアーチボルドウィトウィッキーの眼鏡を出品したことをきっかけに事態が動き出します。

まるで地球に初めて来たかのように振る舞うオートボットたちと出会い、人類を巻き込む戦いが始まっていきます。

 

 

 

映画バンブルビーは、作中の地球で起きていることは全て1987年の出来事になっています。

バンブルビーがサイバトロン星から地球に不時着して米軍と出会い、セクター7がディセプティコンのシャッターとドロップキックとの会見をファーストコンタクトと称したのもすべて1987年の同じ時期です。

1作目の映画の20年前ということになりますね。

 

日本語版も発売されたバンブルビーの前日譚コミックは、1960年代にバンブルビーがセクター7やイギリスの諜報部と共にスパイアクションするという内容でした。

この時点で映画の内容とかみ合ってません。

 

 

 

ビースト覚醒の監督はマイケルベイの5作と、バンブルビー、ビースト覚醒を同じ世界で起きた話にまとめたいと思っているようです。

でもどうやったらそんなことができるのか。

 

その答えは、ここまでの記事の中にありました。

そう、細かいことは気にしない。この精神です。

5作品並べてみると、とてもじゃないけど秩序だった流れとは思えない。

だったらこれが6作、7作になったとしても大して違いはないじゃないか。そう思います。

 

 

最初の5作を振り返ることで、最新作をその歴史に受け入れる準備が完全に整いました。